日経クロストレンドでは9月もさまざまなテーマで特集、連載を展開する。特にお薦めの記事は「買わない時代のサブスク事業構築法」。今、急拡大している月額課金、使い放題のサブスクリプション(サブスク)型ビジネスの最新事例と、成功の条件を探る。その他、今月の主なお薦め記事の概要は以下をご覧いただきたい。なお、有料会員登録をすると、申し込み初月は無料となる(有料会員登録はこちらから)。

◆9月の注目特集

買わない時代のサブスク事業構築法
(好評公開中)

 月額課金、使い放題のサブスクリプション(サブスク)型ビジネスが急拡大している。ネスレ日本のコーヒーマシン無料レンタルとセットになったコーヒー定期便販売、工場直送で生ビールを宅配するキリンビール「キリン ホームタップ」、資生堂のパーソナルスキンケア「Optune」、クルマ乗り換えホーダイを標榜するIDOM「NOREL」、ストライプインターナショナルの洋服レンタル「メチャカリ」……など業界を超えて広がる。「所有から利用へ」の消費者ニーズに沿う一方で、顧客との継続的な関係で安定収入を得られる企業側のメリットもある。しかし、価格も含めた商品設計、LTV(顧客生涯価値)まで見越したプロモーション、顧客単価の向上策など独特のノウハウが求められる。イノベーティブな先進企業の取り組みや専門家の意見からサブスクビジネス成功のポイントを探る。

Big Will 若き起業家たち
(好評公開中)

 国連が定めた「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」を取り入れる大手企業が増えている。一方で、AIなどの技術の力を用いて、大きな社会課題を解決したいという「Big Will」を持つ若手起業家も相次ぎ登場している。エネルギーの自給自足、働き手不足の解消、ホワイトカラーの生産性の向上……。こうした課題に取り組む若手起業家の事業構想力、そして年上の人材も引き寄せるリーダーシップ術から、大手企業で新規事業開発を成功させるヒントを得る。

決断の裏側――成功企業の選択と挫折の軌跡
(好評公開中)

 成果を上げたマーケティング施策やヒット商品開発などは一直線に「ゴール」へとたどり着いたわけではない。その過程では、どのテクノロジーやツール、サービスを使うのか、どのパートナーと提携するかなど難しい選択を迫られる。本特集ではそうした選択の際に、どのような情報、データ、経緯から最終的な決断に至ったのかを徹底取材。成功への最短経路を選ぶのに有効な実践的知見を提供する。

  • ライオン(ブランド再定義):2020年までの長期ビジョンで重点ブランドを絞り「クリニカ」のマーケティング予算を1.5倍に拡大する決断を下した。家族向けの低価格ブランドというイメージを変えるため「予防歯科」という概念を訴求。ブランドを再定義することで3年連続で2ケタ成長をしている。大胆な変革の裏にあった選択の過程を明らかにする。
  • クレディセゾン(事業構造転換):カードビジネスに加えデータビジネスでも稼ぐ構造へ転換を進めているクレディセゾン。当初、現場では反対や戸惑いの声も根強かったという。この難題に挑み、データビジネスを離陸させた磯部泰之取締役の足跡から、構造改革のポイントを探る。
  • チーズタルト専門店「パブロ」(業態開発):あえて商品をチーズタルト1品に絞る一方、大手と商品を共同開発するなどユニークな戦略で知られる人気店の成功と失敗の歴史から、「買いたい心のつかみ方」を学ぶ。
  • ぺんてる(ヒット商品開発):高価格帯ながら機能性が評価されて大ヒット。売れ過ぎと話題になった高級シャープペン「オレンズネロ」開発の軌跡を追う。

AIとIoTで実現する“究極のパーソナライゼーション”
(好評公開中)

 ネットの普及とともにデータを活用して、利用者一人ひとりに適した情報を提供することが可能になった。これを「パーソナライゼーション」と呼ぶ。従来はメールやWebサイトに掲載する情報の最適化に活用されてきた。ところが、AIとIoTの発達により最終製品まで顧客一人ひとりに最適化する企業が現れている。「ZOZOSUIT」のスタートトゥデイ、IoTスキンケアシステム「Optune」の資生堂など、「究極のパーソナライゼーション」とも言えるモノづくりを実現する先端企業の動向を探る。

敏腕バイヤー100人超が投票! 18年下半期の食品ブレイク予測
(好評公開中)

 「時短」や「便利」だけではもうモノは売れない。食品業界が今年、導き出したキーワードは「感動料理」だ。牛乳なしでミルク感が出るシチュー、絶対に失敗せずに羽根が作れる冷凍餃子、自分で作るよりおいしい生姜焼きのたれ……たゆまぬ顧客満足の追求の結果、従来商品の隙間を埋めるものが続々と出てきている。

 エントリーした100近い新商品に対し、スーパーやコンビニなど流通各社の食品バイヤーが店頭で品ぞろえしたい商品を投票する「バイヤーズグランプリ」(日本アクセス)とコラボ。対象は加工食品、冷蔵食品、冷凍食品、飲料、アイスの5部門で、その入賞商品に加え、編集部が発掘した注目商品のブレイク予測を行った。

AI都市シアトルの実力、シリコンバレーより注目すべき理由
(好評公開中)

 AI(人工知能)の活用で今、米シアトルが活気を帯びている。シアトルとその周辺に、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、グーグルやフェイスブック、中国のテックジャイアントなどAI関連の大手企業とそのエンジニアが集積し、スタートアップが続々と起業するエコシステムができている。日本企業にとって今、シリコンバレーよりもシアトルに注目すべき理由を、現地レポートでお伝えする。

◆9月の新連載

消費と技術で斬る “爆速“中国の今
(好評公開中)

 中国の消費者の動向や、最先端技術を使ったソリューションが街中にどのように登場しているか――今後の日本の方向性を占ううえでも無視できない中国市場の動向をいち早く伝える。例えば、台頭する中間層「プチリッチ層」の消費動向など、日本にいては知ることのできない最新事情を、日中両国の消費や文化に詳しい専門家に、解説してもらう。

ディープラーニング活用最前線
(好評公開中)

 ディープラーニング活用は未来の話ではない。多くの企業の業務を変革し始めた。本連載では、ディープラーニング活用事例を(1)人の“目”となり単純作業から開放する、(2)“五感”を担い行動予測や異常検知を可能にする、(3)現実社会に柔軟に対応するロボットや自動運転を実現する、(4)人の創造活動を支援する──こうした4分野で活用事例を深掘りし、紹介していく。

◆その他の特集、連載

【9月中旬スタート】

最強プロ野球勢力図 マーケティング力で順位決定!
(好評公開中)

 プロ野球は瀕死状態かと思いきや、直近5年間のプロ野球観客動員数は増加傾向。遊園地やバーベキュー場の併設に、オリジナルのフードメニュー開発、ビールの売り子のアイドル化といったファン獲得策が相次ぐ。また、大リーグ式の「ボールパーク」にリデザインする取り組みも目立つ。

 データ分析が専門の慶応大学理工学部・鈴木秀男教授が個人的にまとめる「顧客ロイヤルティ分析」を参照しつつ、アンケートを実施。マーケティング戦略で見た、最強のプロ野球球団を決定する。

【9月下旬スタート】

ITS世界会議で見えた! 2020年、MaaS始動へ

 日本政府が「未来投資戦略2018」で初めてMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を取り上げ、過熱感すらあるモビリティ業界。9月中旬にコペンハーゲンで開催されるITS世界会議では、まさにMaaSをテーマとして世界の先進事例が紹介されるうえ、世界会議を契機としたMaaSアプリも配布される。その使用レポートも含め、コペンハーゲンから現地速報。主要各社の最新情報をまとめる。

※上記特集・連載のタイトル、内容、開始時期は変更する場合があります。

◆好評連載中

【中国/米国】

中国デジタル革命の深層

 AI(人工知能)やビッグデータの活用などデジタル技術を駆使したイノベーションで、今の中国は世界の最先端を行く。この中国で起きているデジタル革命の実態、展望と課題を、中国の現地事情に詳しい専門家が解説する。

Watcher 中国テックジャイアント

 バイドゥ、アリババ、テンセントの中国のテックジャイアント3社は、一体どのようなAIやビッグデータの活用戦略を進めているのか。BATと呼ばれる3社のAIや自動運転、電子コマースや流通などイノベーションの最前線を、中国現地の専門家によるリポートなどから浮き彫りにする。

米国発 追跡アマゾンエフェクト

 米アマゾン・ドット・コムによる異業種やさまざまな企業への影響である「アマゾンエフェクト」はどう波及しているのか。現地でないと分からない、アマゾンの実店舗進出やスタートアップとの連携、AIやビッグデータ関連の取り組み、さらにはウォルマートなどのマーケティングテクノロジー活用企業についても最新情報を伝える。

【マーケティング】

前刀 禎明の「モノ売る誤解 買う勘違い」

 ソニー、ディズニー、AOL、アップル……国内外の名だたる企業で経営の最前線に立ってきた前刀禎明氏。「日本企業は製品を売るのが下手」と言いきる前刀氏が、自らの豊富な経験と独自の目線で、技術や製品とマーケティングの幸せな関係について語る。

データインサイト

 世の中のさまざまなデータを日経クロストレンドが専門記者の知見も盛り込んで独自に分析。データから消費トレンドを先読みし、ヒットの予兆をを見いだしていく。

音部大輔の「マーケティング視点」

 数々の大手企業でのブランドマネジャーやCMO(最高マーケティング責任者)経験を持つ音部大輔氏が語るマーケティング論。普段は気づきにくい独自の「視点」を提供していく。マーケター必読の連載。

エステー鹿毛執行役 100番勝負

 人の活動はすべてマーケティングである──そう語るエステー 執行役エグゼクティブ・クリエイティブディレクターの鹿毛康司氏が、各界の著名人と対談し、その活動をマーケティングの視点で読み解く。目指すは100人!

富永朋信「デジタル×マーケティングのウソ」

 元西友、ドミノ・ピザ ジャパンCMOの富永朋信氏が「マーケティングのウソ」を暴く。

データで読み解くヒット

 発売直後で売り上げ好調な商品をピックアップし、ヒットの要因が何かをさまざまな市場データの深掘り分析から解き明かす。

ヒット生む「コンビニの棚」定店観測

 もはや日本人の生活には欠かせない存在、コンビニエンスストア。日々、仮説と検証が繰り返され、コンビニの棚に並ぶ商品は常に変化し続けている。どんな商品が売れていて、どのジャンルが“イチ押し”なのか。ファミリーマートとローソンの店舗を定店観測。進化を続けるコンビニの棚からヒット商品の芽を見つけ出していく。

消費が分かるマーケティング指標

 消費トレンドはどこへ向かうのか。クルマ、家電、コンビニ、百貨店など業界団体や官公庁などが公開するデータから、注目指標を定期的に速報して読み解く。

ヒットアラート

 未来のヒットをいち早く見いだす。新商品の発表会や発売後の初動、新ジャンルの商品などが複数台頭・乱立した時点で記者の評価、製品比較などから探る。

博報堂・原田曜平の若者発ヒット講座

 月に1度、数十人の大学生、高校生が集う秘密の会合が、東京・赤坂で開かれている。若者研究の第一人者として知られる博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー、原田曜平氏が主催するプレゼン大会だ。参加する大学生は、各々の身の回りではやっている、もしくはこれからトレンドになりそうな「モノ」や「コト」を収集し、発表する。“おじさん世代”がまだ気づいていない「若者発ヒット」を紹介する連載。

電通若者研究部 「若者の“いま”を覗く」

 ブームの火付け役の若年層は今、何に関心があり、何を消費し、何に困っていて、どういうライフスタイルを持っているのか? ビジネスマンが普通には聞けない、消費者の実像を取材・調査で明らかにする。マーケター目線でのフィールドワーク的な連載。

C2C時代のブランディングデザイン

 社会の変化と共に、その解釈も変化するブランディングデザイン。「これからのブランド戦略には、ヒューマンスケール性(人間的尺度)が必要不可欠」と語るブランディングプランナーの細谷正人氏(バニスター代表取締役)が、新たな視点で先進企業に取材。ブランディングデザインの課題と対策を明らかにする。

つづくをつくる

 長くつづくブランドには、必ずその理由がある。長く愛されるデザインにも、愛されるための仕掛けがある。日本各国で地域の人々から愛されるデザイン・ブランドの誕生から今までを追い、ブランドが「つづく」仕掛けをどう作っているのか、その秘密を探る。

【テクノロジー】

東大・松尾豊の熱血ディープラーニング研究会

 毎日のように新しい技術が発表される機械学習分野の研究者にとって、最新の論文にキャッチアップするコストは非常に高い。東京大学松尾研究室を中心としたマシンラーニングコミュニティー「deeplearning.jp」では、最新論文の輪読会を毎週開催することによって、参加者間での知識や技術を共有している。本連載では、この輪読会の内容を一部抜粋してお伝えしていく。

デジタル店舗ショーケース

 店舗のデジタル化がもたらす消費者への利便性、企業が得られる価値、そしてデジタル化を加速させる新技術をオムニチャネルの専門家であるShowcase Gig代表取締役の新田剛史氏が海外事例を交えて解説する。

未来学者が読む「トレンドの転換点」

 気鋭の未来学者として活躍するエイミー・ウェブ米フューチャー・トゥデイ・インスティテュート創業者は、次に台頭するトレンドを予測する助けになる方法を編み出した。米政権幹部や大手企業CEOにも助言するウェブ氏に、今まさに変わりつつあるトレンドを専門家の目で読んでもらう。

ビジュアライゼーション基礎講座

 売り上げ、コスト、位置情報、効果検証……。仕事に使うデータは急増しており、データ活用は待ったなしだ。だがデータが単なる数字や読み解きの難しいグラフでは、十分な理解が得られない。説得力ある資料にするには、グラフなどで可視化した視覚的な効果が不可欠だ。コンテストで複数の受賞経験のある「可視化の達人」に、ビジュアルをグッと向上させる基本を伝授してもらう。

【経営】

場の革命

 プラットフォーム企業としての発想と技術で、チャネルという「場」を変革しつつある米アマゾン・ドット・コム。「Amazon Go」などを通じて顧客に特別な体験を提供し、優れたつながりを築き、販促・価格・商品というマーケティング全体を最適化しようとしている。そのアマゾンの最新の取り組みとライバルたちの戦略を、ECとオムニチャネル戦略実践の第一人者である奥谷孝司氏と岩井琢磨氏が詳細に解き明かす。

nendo佐藤オオキ「組織しない」組織

 世界的なデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏が、経営者としての視点と経験を通じて書くこれからの企業の組織論。これまでの組織論の真逆を行く、「アイデア」や「創造性」を生み続ける組織の在り方を考えるコラム。

川島蓉子「経営トップが磨く“勘と感”」

 ifs未来研究所所長の川島蓉子氏がさまざまな経営トップに会い、「勘」や「感」に対する見方を聞き出す。そこから未来に向けたヒント、新しい物差しを探る対談シリーズ。

経営者のためのデザイン思考

 あらゆる情報、人、モノがつながるデジタルネットワーク経済が広がる中で、急激な変化に柔軟に対応できない企業が存続するのは難しい。デザイン思考と共創文化を浸透させ、21世紀型組織への変革をどう推進するかを考える。

Q&A法律の森

 データ活用やデジタルマーケティング、新製品開発などを実施する際に起こり得る、法務的なトラブルや疑問を取り上げて、各分野を専門とする弁護士の見解を聞く。