日経クロストレンドでは8月もさまざまなテーマで特集、連載を展開する。それぞれの特集の概要は以下をご覧いただきたい。なお、有料会員登録をすると、申し込み初月は無料となる(有料会員登録はこちらから)。

◆8月の注目特集

決断の裏側――成功企業の選択と挫折の軌跡

(写真/Shutterstock)

 成果を上げたマーケティング施策やヒット商品開発などは一直線に「ゴール」へとたどり着いたわけではない。その過程では、どのテクノロジーやツール、サービスを使うのか、どのパートナーと提携するのかなど、難しい選択を迫られる。当然、失敗や挫折もある。本特集ではそうした選択の軌跡を徹底取材。どのような情報、データ、経緯から最終的な決断に至ったのかを詳細にリポート。挑戦的なマーケティングや新商品開発などに取り組む企業が、成功への最短経路を選ぶのに有効な実践的知見を提供する。

究極のパーソナライゼーション――IoT、AIで製品を個別最適化

 顧客の趣味嗜好や関心などのデータに基づいて一人ひとりに適切な情報を届ける「One to Oneマーケティング」は、デジタルマーケティングの普及で大きく進歩した。情報だけでなく、最終的な製品そのものまでを個別最適化する手法に挑戦する企業も現れている。アパレルECの「ZOZOTOWN」を展開するスタートトゥデイは「ZOZOSUIT」を開発。顧客一人ひとりの体に合ったサイズの製品を、オーダーメードで製造して届けることを可能にした。資生堂は顧客の肌状態に合わせて、乳液や化粧水を適量で配合する「Optune」のβ版の販売を始めた。こうした「究極のパーソナライゼーション」の最先端に迫る。

AI都市シアトルの実力

 今、AI(人工知能)でシリコンバレーを急速に追い上げているのがシアトルだ。アマゾン、マイクロソフト、スターバックス、エクスペディアなどの本社、ボーイングの主要機能が集積し、ワシントン大学などの学術研究機関もそれを支える。シアトルで今、何が起きているのか。日本はここから何を学べるのか。現地からリポートする。

マツキヨに学ぶブランド再生術

 マツモトキヨシホールディングスのPB「matsukiyo」のトイレットペーパーが、世界的なデザイン賞に相次いで選ばれている。かつてはユニークな広告宣伝活動で消費者の心をつかんだマツキヨだったが、最近はそうした印象は薄れ、“普通の”ドラッグストアとして粛々と事業を展開するにとどまっていた。これに危機感を覚えたのが、創業家で常務取締役を務める松本貴志氏だ。松本氏は失ったブランドの再生が喫緊の経営課題と考え、PBの再生から着手し始めた。

HRテック最前線――「働き方」は先端技術が変える

 よりよい働き方を実現する人材マネジメントのサービスが百花繚乱だ。もはや人力では及ばない人材マネジメントの分野にテクノロジーがレバレッジを利かせるのは当然の流れ。この特集では、人間の働き方を支援する先端技術、特にAIを活用して「適材適所」で一人ひとりを活性化する試みを追う。

◆8月の新連載

Beyond MaaS モビリティ革命の先にある変化(全10回予定)

 あらゆるモビリティが一つのサービスとして連携し、人々の移動を自由で効率的なものにする、モビリティ革命「MaaS」が実現した先の未来を見通す企画。MaaSのコアを抜本的に変革するテクノロジーやアイデア、MaaS×農業、MaaS×ゲーミングAIなど、各業界のトッププレーヤーの知見とMaaSが実現する未来を掛け合わせることで、都市や人々の生活はどのように変わっていくのか、それぞれの取材を基に明らかにしていく。 例)MaaS × 「アグリテック」「エネルギーマネジメント」「ゲーミングAI」「旅行・観光」「不動産テック」「ブロックチェーン」「医療・ヘルスケア」「教育・塾」「エンタメ・イベント」など。

ビジネスの基本を知る 起業家相談カフェ(全4回予定)

 東京・虎ノ門の虎ノ門ヒルズカフェで毎週木曜日に開催されるイベント「Thursday Gathering」には、起業家、起業志望者など約200人が集まる。そこでメンターを務める中島郁氏は、意外にも事業をスタートした起業家でさえビジネスの基本を理解していないことに気がついた。中島氏が受けた相談を基に、新規事業を起こしたい人なら必ず知っておきたい、ビジネスの基本をQ&A形式で解説する。

◆その他の特集、連載

【8月上旬スタート】

シャープ、タニタ、セガ…中の人に聞く、SNSの正しいふざけ方

 企業の公式ツイッターアカウントの担当者、「中の人」の人気が高まっている。マンガ「シャープさんとタニタくん」(リブレ)など、中の人をテーマにした商品も登場。「誠実なのに面白い」と人気のアカウントを通じて、SNSマーケティングを成功に導く秘訣を探った。

さよならリサーチ

 テクノロジーの進歩により、マーケティングリサーチに大きな変革の波が押し寄せている。消費者行動ログをスマートフォンや各種センサーで収集できるようになったり、ニューロ技術を使った生体反応の計測が可能になったりしている。さらにデプスインタビューのオンライン化やスマホでエスノグラフィ(行動観察調査)を実施したりといった試みもある。最新リサーチテクノロジーの動向とその活用事例からマーケティングリサーチの今とこれからを読み解く。

【8月下旬スタート】

イノベーションを生む「デザイン経営」

 経済産業省と特許庁は5月23日、「『デザイン経営』宣言」を発表した。日本企業がブランド価値向上とイノベーションを実現し、競争力を再び強化するためには、デザインを経営資源として活用することが不可欠という宣言だ。だが、課題は山積し、受け止め方には温度差もある。「デザイン経営」宣言がなされた背景から、これを実現するうえでの課題とその解決策を考える。

Big Will 若き起業家たち

 国連が定めた「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」を取り入れる大手企業が増えている。一方で、AIなどの技術の力を用いて、大きな社会課題を解決したいという「Big Will」を持つ若手起業家も相次ぎ登場している。エネルギーの自給自足、働き手不足の解消、ホワイトカラーの生産性の向上……。こうした課題に取り組む若手起業家の事業構想力、そして年上の人材も引き寄せるリーダーシップ術から、大手企業で新規事業開発を成功させるヒントを得る。

短期集中連載:MaaS時代の自動車産業サバイバル(全5回予定)

 IT(情報技術)では完全に後じんを拝した日本だが、IoTの時代には、モノ(T)の強みを生かして輝かしい時代を築いていける。そういう希望的観測が広がる一方で、モノづくりへのこだわりが仇となり、「第4次産業革命」に乗り遅れ、「AI後進国」として、たそがれていくだけではないかという不安もささやかれる。

 あれだけ強かった日本の家電が衰退してからというもの、モノづくり産業のけん引役として、国民の期待を一身に背負うのが自動車産業だ。その自動車産業には、今、CASE(Connected, Autonomous, Shared/Services, Electric)とMaaS(Mobility-as-a-Service)の波が押し寄せている。

 自動車産業のトップに君臨するトヨタ自動車は、今を「百年に一度の大変革の時代」と捉え、「クルマ会社」から「モビリティカンパニー」になることを宣言した。「モビリティサービスのプラットフォーマー」になることを目指すトヨタの挑戦は、クルマとモビリティの未来のみならず、IoT時代のモノづくり企業の在り方を考える上でも示唆に富む。

※上記特集・連載のタイトル、内容は変更する場合があります。

◆好評連載中

【マーケティング】

音部大輔の「マーケティング視点」

 数々の大手企業でのブランドマネジャーやCMO(最高マーケティング責任者)経験を持つ音部大輔氏が語るマーケティング論。普段は気づきにくい独自の「視点」を提供していく。マーケター必読の連載。

エステー鹿毛執行役 100番勝負

 人の活動はすべてマーケティングである──そう語るエステー 執行役エグゼクティブ・クリエイティブディレクターの鹿毛康司氏が、各界の著名人と対談し、その活動をマーケティングの視点で読み解く。目指すは100人!

富永朋信「デジタル×マーケティングのウソ」

 元西友、ドミノ・ピザ ジャパンCMOの富永朋信氏が「マーケティングのウソ」を暴く。

データで読み解くヒット

 発売直後で売り上げ好調な商品をピックアップし、ヒットの要因が何かをさまざまな市場データの深掘り分析から解き明かす。

ヒット生む「コンビニの棚」定店観測

 もはや日本人の生活には欠かせない存在、コンビニエンスストア。日々、仮説と検証が繰り返され、コンビニの棚に並ぶ商品は常に変化し続けている。どんな商品が売れていて、どのジャンルが“イチ押し”なのか。ファミリーマートとローソンの店舗を定店観測。進化を続けるコンビニの棚からヒット商品の芽を見つけ出していく。

消費が分かるマーケティング指標

 消費トレンドはどこへ向かうのか。クルマ、家電、コンビニ、百貨店など業界団体や官公庁などが公開するデータから、注目指標を定期的に速報して読み解く。

ヒットアラート

 未来のヒットをいち早く見いだす。新商品の発表会や発売後の初動、新ジャンルの商品などが複数台頭・乱立した時点で記者の評価、製品比較などから探る。

博報堂・原田曜平の若者発ヒット講座

 月に1度、数十人の大学生、高校生が集う秘密の会合が、東京・赤坂で開かれている。若者研究の第一人者として知られる博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー、原田曜平氏が主催するプレゼン大会だ。参加する大学生は、各々の身の回りではやっている、もしくはこれからトレンドになりそうな「モノ」や「コト」を収集し、発表する。“おじさん世代”がまだ気づいていない「若者発ヒット」を紹介する連載。

電通若者研究部 「若者の“いま”を覗く」

 ブームの火付け役の若年層は今、何に関心があり、何を消費し、何に困っていて、どういうライフスタイルを持っているのか? ビジネスマンが普通には聞けない、消費者の実像を取材・調査で明らかにする。マーケター目線でのフィールドワーク的な連載。

C2C時代のブランディングデザイン

 社会の変化と共に、その解釈も変化するブランディングデザイン。「これからのブランド戦略には、ヒューマンスケール性(人間的尺度)が必要不可欠」と語るブランディングプランナーの細谷正人氏(バニスター代表取締役)が、新たな視点で先進企業に取材。ブランディングデザインの課題と対策を明らかにする。

つづくをつくる

 長くつづくブランドには、必ずその理由がある。長く愛されるデザインにも、愛されるための仕掛けがある。日本各国で地域の人々から愛されるデザイン・ブランドの誕生から今までを追い、ブランドが「つづく」仕掛けをどう作っているのか、その秘密を探る。

【テクノロジー】

東大・松尾豊の熱血ディープラーニング研究会

 毎日のように新しい技術が発表される機械学習分野の研究者にとって、最新の論文にキャッチアップするコストは非常に高い。東京大学松尾研究室を中心としたマシンラーニングコミュニティー「deeplearning.jp」では、最新論文の輪読会を毎週開催することによって、参加者間での知識や技術を共有している。本連載では、この輪読会の内容を一部抜粋してお伝えしていく。

デジタル店舗ショーケース

 店舗のデジタル化がもたらす消費者への利便性、企業が得られる価値、そしてデジタル化を加速させる新技術をオムニチャネルの専門家であるShowcase Gig代表取締役の新田剛史氏が海外事例を交えて解説する。

未来学者が読む「トレンドの転換点」

 気鋭の未来学者として活躍するエイミー・ウェブ米フューチャー・トゥデイ・インスティテュート創業者は、次に台頭するトレンドを予測する助けになる方法を編み出した。米政権幹部や大手企業CEOにも助言するウェブ氏に、今まさに変わりつつあるトレンドを専門家の目で読んでもらう。

ビジュアライゼーション基礎講座

 売り上げ、コスト、位置情報、効果検証……。仕事に使うデータは急増しており、データ活用は待ったなしだ。だがデータが単なる数字や読み解きの難しいグラフでは、十分な理解が得られない。説得力ある資料にするには、グラフなどで可視化した視覚的な効果が不可欠だ。コンテストで複数の受賞経験のある「可視化の達人」に、ビジュアルをグッと向上させる基本を伝授してもらう。

【中国/米国】

Watcher 中国テックジャイアント

 バイドゥ、アリババ、テンセントの中国のテックジャイアント3社は、一体どのようなAIやビッグデータの活用戦略を進めているのか。BATと呼ばれる3社のAIや自動運転、電子コマースや流通などイノベーションの最前線を、中国現地の専門家によるリポートなどから浮き彫りにする。

米国発 追跡アマゾンエフェクト

 米アマゾン・ドット・コムによる異業種やさまざまな企業への影響である「アマゾンエフェクト」はどう波及しているのか。現地でないと分からない、アマゾンの実店舗進出やスタートアップとの連携、AIやビッグデータ関連の取り組み、さらにはウォルマートなどのマーケティングテクノロジー活用企業についても最新情報を伝える。

【経営】

nendo佐藤オオキ「組織しない」組織

 世界的なデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏が、経営者としての視点と経験を通じて書くこれからの企業の組織論。これまでの組織論の真逆を行く、「アイデア」や「創造性」を生み続ける組織の在り方を考えるコラム。

川島蓉子「経営トップが磨く“勘と感”」

 ifs未来研究所所長の川島蓉子氏がさまざまな経営トップに会い、「勘」や「感」に対する見方を聞き出す。そこから未来に向けたヒント、新しい物差しを探る対談シリーズ。

経営者のためのデザイン思考

 あらゆる情報、人、モノがつながるデジタルネットワーク経済が広がる中で、急激な変化に柔軟に対応できない企業が存続するのは難しい。デザイン思考と共創文化を浸透させ、21世紀型組織への変革をどう推進するかを考える。

Q&A法律の森

 データ活用やデジタルマーケティング、新製品開発などを実施する際に起こり得る、法務的なトラブルや疑問を取り上げて、各分野を専門とする弁護士の見解を聞く。