慶応義塾大学卒業。06年、サイバーエージェントに入社後、社長アシスタントやメディア事業の立ち上げを経て、2010年からはベトナムにベンチャーキャピタリストして赴任し、現地のネット系スタートアップへの投資を実行。13年、日本に帰国後、サイバーエージェント・クラウドファンディング(現・マクアケ)を設立し、代表取締役社長に就任。同年、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」をリリース

これまで一番達成感を得た仕事は?

 完全に現在進行系ですが、リリースして4年半が経った「Makuake」。世の中に求められている課題解決につながるサービスは、想いの軸足を踏み間違えないでいると、色々な人が応援をしてくれるし、色々な人が一緒に仕事をしてくれる。そして、経済インパクトが増していくことで、想いが絵空事ではないんだと周囲の理解も進み、よりビジョンの実現が加速していくことも学べました。まだ道半ばではありますが。

商品・サービス、事業開発で重要だと思うことを3つ挙げてください

① ビジョン
② 仲間
③ ビジネス

これから仕掛けたいことは?

 国際的に見て偏差値の高い日本の商品や技術、コンテンツのマーケティング。海外の人が翻訳機能を使ってでも欲しいと思ってくれるような日本発の商品のマーケティングを仕掛けていきたい。

最近気になっている言葉や現象、技術は?

 現象としては、「消費に対する意思決定を面倒と感じる人が増加している」こと。なるべく意思決定を無くしてあげるようなサービスが伸びそうな予感。一方でこだわりたい領域にお金をかける消費スタイルが加速し、同一人物の中で消費スタイルの二極化が起きている。

尊敬するマーケター、経営者、研究者…と、その理由は?

 サイバーエージェントの藤田晋社長。
 世の中の真ん中から目をそらさず、色々な周りからの情報の渦にも惑わされずに、本質とタイミングを絶妙に捉えるバランス感覚など、多くのことをいつも勉強させてもらっています。

最近、読んだ本で仕事の参考になったものは?

「知られざる競争優位―ネスレはなぜCSVに挑戦するのか」(フリードヘルム・シュヴァルツ著)
 共通価値の創造(CSV:Creating shared value)について書かれた本。自分たちが関わるステイクホルダーや世の中に対して、どういった価値を大切にするか定義することの重要さを学べる。時間と空間を超えて繋がれることや、ファンになることが当たり前になってきたこれからの時代。自分たちが大事にする共通価値を創造することで、国境や地理に関係ない緩い繋がりができ、大きな価値を生む起爆剤になる。