この記事は「日経トレンディ」2016年4月号(2016年3月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

ヨドバシで化粧品? “爆買い現場”に異変(画像)
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 「爆買い」という表現も定着した感のある中国人観光客による大量購入。以前はブランド品や高級家電を連想させる言葉だったが、最近では変化の兆しが表れてきた。ジャンル別で見ると、医薬品や化粧品、生活用品など、比較的安価なものが上位を占めるようになってきている。

■“ドラッグストア銘柄”が上位を独占
■“ドラッグストア銘柄”が上位を独占
注)ホットリンク調べ。15年12月31日~16年1月26日に、新浪微博、Wechatパブリックアカウント部分、BBS、BLOGで「日本で○○を買った」と言及している投稿から集計
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 低価格商品が人気の理由は、14年秋に施行された新免税制度にある。これまで家電やバッグ、衣料品などに限られていたが、化粧品や薬品、食品などを含め全品目が消費税免税の対象となった。より選択肢が広がった結果、安くて品質の高いメード・イン・ジャパンに、これまで以上に注目が集まるようになってきたのだ。

 ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの売り上げランキングを見ても、高級品に分類されるものは一部のエステ・美容グッズぐらいで、残りは手頃な価格で購入できるものが中心。特に同店では化粧品の売り上げが飛躍的に伸びている。同店グループリーダーの小林智彦氏は「ネットなどの影響で中国では美容への関心が高まってきており、日本製の質の高い化粧品に注目したのではないか」と推測している。

 東急ハンズでは吉田カバンが不動の人気。海外の一流ブランドのバッグと比較し、高品質ながらもリーズナブルな価格で購入できる点が魅力だ。また、これまでの定番人気のステンレスボトルに肩を並べそうなのが、料理を保温したまま保存できるフードコンテナ。飲み物を保温して持ち運べるのならば、次は料理も保温したいというのは自然な流れだろう。

■ヨドバシカメラマルチメディアAkibaで売れたモノ
■ヨドバシカメラマルチメディアAkibaで売れたモノ
注)2月1日~ 14日までの売り上げ点数
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■東急ハンズで売れたモノ
■東急ハンズで売れたモノ
注)15年12月の売り上げ(全店)
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