それぞれのお米の感想は?

 1グループごとの試食の時間はおよそ10分で、約30分後にはすべての米の試食が終了。ここで初めて試食米の品種名が明かされ、各審査委員がそれぞれの米の評価および感想を発表した。どの審査委員とも2軸評価のほか、「おかずとの相性」「和食に合うかどうか」「外国人に薦められるか」など、自分なりの審査基準を設けながら味わっていたようだ。それぞれの米に対する主な評価は、以下のとおり。

各審査委員に配られた審査用紙は、どの用紙もびっしりと書き込まれていた
各審査委員に配られた審査用紙は、どの用紙もびっしりと書き込まれていた
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【朱鷺と暮らす郷】(新潟県・佐渡産)
・「食感が柔らかくて甘さ控えめ。最近はやりの“ほろっ”としたタイプの米」(小崎氏)
・「この米作りを行う田んぼに朱鷺(とき)が戻ってきたという背景がある。環境にいい米作りをしている点でも評価したい」(小谷氏)

【雪若丸】(山形県・山形産)
・「粒立ちと口どけがよく、どんなおかずにも合いそう」(はっしー氏)
・「甘みが後からやってくる。バランスが良くて、人に薦めたくなるお米」(渡辺氏)

【だて正夢】(宮城県・黒川産)
・「甘みと硬さがほどよい。見た目も透明感があって、一粒一粒がしっかりしている」(山下氏)
・「柔らかくてもち米のような香り。ふわっとして、分かりやすい甘さがある」(川崎氏)

【いちほまれ】(福井県・福井産)
・「今年いちばん注目の米。トータルバランスがすごく良い」(川崎氏)
・「ツヤとサッパリ感がある。田舎出身のよくできた美しい娘という感じ」(渡辺氏)

【銀河のしずく】(岩手県・紫波産)
・「粒感があって、食感は一番。スープや味噌汁、丼の汁っぽいものにも合いそう」(里井氏)
・「一粒一粒がパラパラとしていて、味わいとコクを感じた」(小崎氏)

【隠岐藻塩米】(島根県・隠岐産)
・「酢飯のようなパンチのある味。とても個性的」(里井氏)
・「スモーキーな香りに驚いた。厚切りベーコンの薫製とともに味わいたい」(はっしー氏)

【金色の風】(岩手県・江刺産)
・「粒が大きくて迫力がある。握り飯にしてのりと一緒にがばっといきたい」(山下氏)
・「最初はあっさりしているが、かむたびに甘さが押し寄せてくるような印象」(川崎氏)

【新之助】(新潟県・長岡産)
・「粒が大きく香りも良く、つややか。おいしいご飯のシンボルという感じ」(小谷氏)
・「ふわふわもちもちでバランスがいい。どんなおかずにも合わせやすく、毎日でも食べられそう」(里井氏)

【つや姫】(山形県・置賜産)
・「切れ味がよくシャープなおいしさ。つくだ煮などに合わせやすそう」(はっしー氏)
・「旅館の朝食に出る焼き魚やのり、納豆などに合わせたい」(山下氏)

審査委員評価による各品種の特徴はチャートに記された
審査委員評価による各品種の特徴はチャートに記された
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