黙々と真剣に進められた審査会

 審査は9品種の米を一気に試食するのではなく、3品種を1グループとし、3グループに分けて行う方式。審査委員の前に、基準米となる新潟県魚沼産コシヒカリと、3種の米をシャリ程度の量で盛り付けた第1グループの皿が置かれ、試食が始まった。

一皿は4品種からなる。赤い印のついた米が基準米
一皿は4品種からなる。赤い印のついた米が基準米
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 2017年は、味覚の評価軸が「硬い/柔らかい」と「あっさり/もっちり」の2つだったが、柔らかさともっちりの基準があいまいとの意見があったことから、2018年は「硬い/柔らかい」と「(甘みが)強い/弱い」の2軸で評価することとなった。評価は基準米を「5」とし、10段階での点数化。もちろん、基準米以外の米の名は審査委員には明かされていない。

 試食開始前は和やかムードだった会場だが、試食が始まると空気が一変。審査委員たちの表情が引き締まる。試験問題に取り組む受験生のごとく、言葉数も少なく、黙々と試食を進めていく。少量のご飯を口に運んでは、虚空を見つめる人、むっつりと眉間にシワを寄せる人、目を閉じる人、視線を宙にさまよわせる人、まるで美術品であるかのようにお米を“鑑賞”する人や、花のように香りを楽しむ人、さまざまだ。

川崎氏は、五つ星マイスターならではの眼光の鋭さ
川崎氏は、五つ星マイスターならではの眼光の鋭さ
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後味を吟味するかのように目を閉じる小崎氏
後味を吟味するかのように目を閉じる小崎氏
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米を覆っていた蓋の香りを確認する山下氏
米を覆っていた蓋の香りを確認する山下氏
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