全世界で約3割がPS4 Pro、今後比率は増えていく

――日本におけるプレイステーション事業の2017年の概況を振り返っていただけますか。

織田博之氏(以下、織田氏): PS VRを含め、2016年中に主なハードウエアが出そろって、2017年は万全の態勢でビジネスを展開できました。PS4は5年目に入ってソフトウエアもいっそう充実しています。

 自社タイトルでは『Horizon Zero Dawn』や『グランツーリスモSPORT』などが人気を博しました。ユニークなところでは、プレーヤーが破壊神となって勇者を撃退するPS VR向けリアルタイムストラテジー『V!勇者のくせになまいきだR』が好評でした。

5年目に入ったPS4はソフトウエアも充実している。画像はPS VR向けの『V!勇者のくせになまいきだR』  (C)2017 Sony Interactive Entertainment Inc.
5年目に入ったPS4はソフトウエアも充実している。画像はPS VR向けの『V!勇者のくせになまいきだR』  (C)2017 Sony Interactive Entertainment Inc.
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ソフトウエアメーカー各社のタイトルでは、なんといっても『モンスターハンター:ワールド』(カプコン)が大ヒット。国民的RPGシリーズの新作『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(スクウェア・エニックス)も人気でした。『仁王』(コーエーテクモゲームス)や『コール オブ デューティ ワールドウォーII』(国内発売元:SIE、開発元:アクティビジョン)など、幅広いジャンルにヒット作が生まれています。

――PS VRの今後の拡販戦略を教えてください。

織田氏: PS VRはこれまでに世界で300万台以上を販売しました。タイトルはノンゲームも含めて340以上がリリースされており、今後も『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』や『Deracine(デラシネ)』※など期待のタイトルが続々と登場予定です。今後は、より幅広いコンテンツを幅広い層に届けていきます。

現在、全世界で約3割がPS4 Proになっている  (C) Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.Design and specifications are subject to change without notice.
現在、全世界で約3割がPS4 Proになっている  (C) Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.Design and specifications are subject to change without notice.
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――PS4 Proの販売比率は大体どのくらいでしょうか。

織田氏: 最近では全体の販売台数の約3割がPS4 Proになっています。今後、PS4向けゲームでは、高解像度で体験したくなるタイトルが増えますし、社会的にも4Kテレビの普及が進めば、比率は上がっていくはずです。当社としても、4KテレビとPS4 Proを組み合わせて試遊できる機会を増やすなどして、伸ばしていけたらと考えています。

「4Kテレビの普及と共にPS4 Proの比率も上がっていく」
「4Kテレビの普及と共にPS4 Proの比率も上がっていく」
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――ソフトウエアで今後、期待しているタイトルは?

織田氏: 2018年6月に米国・ロサンゼルスで「E3(Electronic Entertainment Expo) 2018」が開催され、SIEも試遊展示を行いましたが、『Marvel's Spider-Man』が特に好評で、われわれとしても大いに期待しているところです。ニューヨークの街を「スパイダーマン」になりきって飛び回るゲームですが、操作が簡単で誰でも爽快に“飛び回る”ことができます。コアなゲームファンからゲーム初心者の方まで、幅広い層に楽しんでもらえるゲームといえます。

 ほかには『コール オブ デューティ ブラックオプス4』や『Days Gone』も楽しみです。ソフトウエアメーカー各社のタイトルでいえば、『キングダムハーツIII』(スクウェア・エニックス)も話題になっていますね。

※『Deracine』は「e」にそれぞれアクサンテギュが付きます。