新宿駅前とは思えないゆとりと開放感も魅力

「最近のショッピングの傾向として、生活を豊かにする何か新しいものを探しに来る傾向が強い。そこでそうした人たちが探しやすいよう、ひとつのフロアに同テーマの多種類の商品をまとめた構成にした」(ニュウマン新宿店 営業部 販売促進グループ フロアマスターの中野紗弥子氏)。

 中野氏によると、新宿には複数のルミネがあり、最もターゲットが若いのが「ルミネエスト」で20代中心。その上がルミネ1、2で、ニュウマンのターゲットはさらにその上の世代だという。「ルミネ1、2の卒業生ともいうべき年代で、買い物の経験が豊富であり、他人とは違うものを欲している女性」(中野氏)だそうだ。施設内全体にゆったり落ち着いた雰囲気を感じるのは、そうしたターゲット設定のせいもあるのだろう。

 施設内にゆとりを感じるのは、売り場以外の共有部分が広くとられていることも大きい。一般に新宿駅南口~東口エリアは、狭い場所に多くの店舗がひしめいているイメージがあるが、ニュウマンは新宿駅前のビルの中とは思えない、開放感のある空間なのだ。これは駅と施設全体をひとつの街として一体感を持たせることを重視し、ショップと共用部分の境界線をあえてあいまいにしているからだという。

 ちなみに新施設の注目といえば飲食だが、同施設に出店する飲食業態のほとんどが第二期に集中していて、第一期の開業では10店舗に満たない。ルミネとして監修・運営するのは初のチャレンジという第二期のエキナカエリアは4月15日にオープンする予定だ。

ミライナタワーと新宿駅新南口ビルを結ぶ通路から見える中庭。新宿駅前とは思えない、ゆとりのある空間が広がっている
ミライナタワーと新宿駅新南口ビルを結ぶ通路から見える中庭。新宿駅前とは思えない、ゆとりのある空間が広がっている
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新南口駅ビル屋上からの眺め。写真左手に隣接しているのはタカシマヤタイムズスクエア
新南口駅ビル屋上からの眺め。写真左手に隣接しているのはタカシマヤタイムズスクエア
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四季を通じて約100種類の野菜栽培を楽しめる会員制の貸菜園「ソラドファーム ニュウマン」。全部で47区画。土の厚さが40cmあるため、根菜類も本格栽培できるという。手ぶらで気軽に菜園を楽しめるよう、基本的なツールは施設に設置し、野菜の苗や種なども無料で利用可能
四季を通じて約100種類の野菜栽培を楽しめる会員制の貸菜園「ソラドファーム ニュウマン」。全部で47区画。土の厚さが40cmあるため、根菜類も本格栽培できるという。手ぶらで気軽に菜園を楽しめるよう、基本的なツールは施設に設置し、野菜の苗や種なども無料で利用可能
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施設内は通路を広く設け、ショップ店内と通路などの共有部分との境界線が入り組んだレイアウト。駅コンコースからエキナカショップへ、駅から広場へ移動した際に、施設の一体感を感じることができるようになっている
施設内は通路を広く設け、ショップ店内と通路などの共有部分との境界線が入り組んだレイアウト。駅コンコースからエキナカショップへ、駅から広場へ移動した際に、施設の一体感を感じることができるようになっている
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(文/桑原恵美子)