LINE Pay(東京・品川)は2019年4月17日、専用アプリ「LINE Pay」をリリースした。同時に「平成最後の超Payトク祭」キャンペーンを発表。10連休のゴールデンウイークを控えてコード決済サービスの顧客獲得競争が激化しそうだ。

発表会には、人気急上昇中の女優・今田美桜がLINE Payのアンバサダーとして登場した
発表会には、人気急上昇中の女優・今田美桜がLINE Payのアンバサダーとして登場した

ネットの声をアプリに反映

 これまで「LINE Pay」は、多くの利用者を抱えるLINEアプリに統合されており、国内の登録利用者は3200万人とかなり多い。だが、今回リリースしたアプリ「LINE Pay」は決済機能に特化した。決済時の使い勝手に優れた専用アプリを用意することで利用者のアクティブ率の向上を目指す。

 開発にあたっては、Twitterを利用して「スマホ決済を使わない理由」を収集。「クーポンの場所が分かりにくい」「使える店舗のマップが欲しい」といった利用者の声が多かったことから、LINE Payが利用可能な店舗のマップや、おすすめのクーポンを表示できる機能を備えた。

「ここがヘンだよ LINE Pay」のハッシュタグには2万5000件を超える反響があった
「ここがヘンだよ LINE Pay」のハッシュタグには2万5000件を超える反響があった

 また、LINE Payアプリでは、30万円未満の商品・サービスなら、パスワード入力無しで決済できるのも特徴。利用するたびに入力を求める設定にすることも可能で、端末が対応していれば指紋認証も利用できる。

 この設定についてLINE Payの長福久弘COO(最高執行責任者)は「利便性とリスクの両天秤(てんびん)。ただし、LINE Payの場合は銀行口座と連携させているので、リスクは低い」と話した。

 LINE PayアプリはAndroid版はすでにダウンロード可能で、iOS版については後日公開の予定となっている。

アプリの特徴について説明する長福久弘COO
アプリの特徴について説明する長福久弘COO

キャンペーンでアプリ利用を促進

 アプリのリリースと同時に発表されたのが最大20%(上限1万円)を還元する「平成最後の超Payトク祭」キャンペーン。期間は2019年4月18日から30日までで、文字通り“平成最後のキャンペーン”となる。

コード決済の月間利用者数は、「Payトク」実施前の2018年5月に比べて2110%の成長を遂げているとのこと(19年3月時点)
コード決済の月間利用者数は、「Payトク」実施前の2018年5月に比べて2110%の成長を遂げているとのこと(19年3月時点)

 今回のキャンペーンでは、スマホでQRコードやバーコードを使うコード決済だけでなく、LINE Payカード(JCB加盟店)やQUICPAY+(Android限定)、オンライン決済、LINE Pay請求書支払いも対象とした。超Payトク分の15%にコード決済分の3%、インセンティブプログラム「マイカラー」の最大2%を加えると20%となり、税込み2万5000円の支払いで最大5000円が還元される計算だ。

 さらに、LINE Payアプリのダウンロード促進の仕掛けも用意した。LINE Payアプリをコード決済に利用した場合は、還元額の上限が2倍に引き上げられ、税込み5万円の買い物で最大1万円が還元される。

キャンペーン期間中1度でもLINE Payアプリで決済すれば、還元額の上限が2倍に引き上げられる
キャンペーン期間中1度でもLINE Payアプリで決済すれば、還元額の上限が2倍に引き上げられる

 キャッシュレス化の浸透に伴い、ソフトバンク&ヤフーの「PayPay」、au(KDDI)の「au Pay」、NTTドコモの「d払い」、楽天の「楽天Pay」など、コード決済サービスの顧客争奪戦が激化している。各社が還元率最大20%のキャンペーンを続々と展開しており、最終的にどのコード決済が生き残るのか目が離せない。

(写真提供/LINE Pay)