アマゾンが人気ユーチューバーを起用し、「動画コマース」を日本で初めて展開する。生中継で商品を売る「ライブコマース」につながる取り組みで、年内最後のビッグセール「サイバーマンデー」に合わせて2018年12月7日に開始。インフルエンサーの力で“アマゾン経済圏”をさらに広げる。

サイバーマンデーの目玉商品を背に意気込むアマゾンジャパンの担当者とユーチューバーのMasuoTV氏(写真中央)
サイバーマンデーの目玉商品を背に意気込むアマゾンジャパンの担当者とユーチューバーのMasuoTV氏(写真中央)

 アマゾンジャパンの「サイバーマンデー」は7年連続7回目。今回のセール期間は2018年12月7日18時から12月11日1時59分までの80時間だ。過去6回と大きく異なるのは、期間中に「Amazon Live Channel(アマゾンライブチャンネル)」を開設する点にある。

 ライブチャンネルでは、人気ユーチューバーを起用し、セールの目玉となる数十点を動画形式で紹介する。ディスプレー付きのスマートスピーカー「Amazon Echo Spot(アマゾンエコースポット)」など自社のオリジナルデバイスをはじめ、アイロボット「ルンバ」などの人気家電、化粧品、ゲーム、玩具、食器、ペット用品など幅広いジャンルを取り上げる。動画は、アマゾンの公式ユーチューブやツイッター、フェイスブック、ユーチューバー自身の公式チャンネルなどで閲覧できるようにし、クリック一つで商品ページにアクセスできる仕組みを検討している。

動画の公開収録に臨むMasuoTV氏。アマゾンライブチャンネルのコンテンツとしてサイバーマンデー期間中に配信される
動画の公開収録に臨むMasuoTV氏。アマゾンライブチャンネルのコンテンツとしてサイバーマンデー期間中に配信される

110万人の視聴者を持つマスオ氏

 記者発表会では、ユーチューブのチャンネル登録者が110万人に迫るというMasuoTV(マスオ)氏が公開収録に臨んだ。マスオ氏は、旅行や商品レビュー動画などをフィールドとしている。収録では、サイバーマンデーでも取り扱う30人前の「アマゾン史上最大のおせち」を前にカメラをセッティングし、そのあまりの大きさや中身の豪華さを、身振り手振りを交えて語り掛けた。

 アマゾンによると、ライブチャンネルでは、マスオ氏以外にも人気のユーチューバーらを複数人起用。期間中はライブ配信をメインに、こうした収録動画も織り交ぜて商品を紹介する予定だ。生中継で視聴者がリアルタイムに質問を投げ掛け、その場で商品を購入できる「ライブコマース」導入に向け、まずは一歩を踏み出したといえそうだ。