政府の知的財産戦略本部(本部長は総理大臣)は、「知的財産ビジョン」と「知的財産推進計画2018」を発表。新しい価値を生み出すため、デザイン的な思考が重要と説く。事務局長の住田孝之氏に、同ビジョンの背景や今後などを聞いた。

住田孝之氏
内閣府 知的財産戦略推進事務局長
1962年生まれ。85年東京大学法学部卒業後、通商産業省(現:経済産業省)に入省。91年からジョージタウン大学国際政治大学院。特許庁、環境庁(当時)、経済連携交渉官、知的財産政策室長、技術振興課長、情報通信機器課長、日本機械輸出組合ブラッセル事務所長、資源燃料部長、商務流通保安審議官などを経て、2017年7月から現職。クールジャパンを含む知的財産に関する戦略の責任者として、18年6月には知的財産戦略ビジョンをとりまとめた

 2018年6月12日に発表された知的財産ビジョンは副題に「価値デザイン社会を目指して」とあり、経済産業省・特許庁が5月23日に発表した「『デザイン経営』宣言」と同じく、今後の社会や企業の方向性を示し、経営をいかにデザインするかについて言及している。知的財産戦略本部の事務局は内閣府が担当しており、今後は同ビジョンや計画に沿って各省庁の具体的な実行策などを調整していく。