SUV「XC40」が「2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したボルボ・カー。前年の「XC60」に続いて2年連続となる受賞は、輸入車では初となった。国内の新車登録台数は14年から順調に伸び続け、18年の新車登録台数は1万7389台。人気も実績も好調なボルボは今、最も注目すべきカーブランドだ。

ロビン・ペイジ(Robin Page)氏
ボルボ・カー デザイン部門上級副社長
1971年英コベントリー生まれ。コベントリー大学卒業(トランスポートデザインを研究)。87年ジャガーのデザインエンジニアリング実習生。95年ロールス・ロイス、ベントレーモーターズのデザイナー。2001年ベントレーモーターズのインテリアデザイン責任者。13年ボルボ・カーズのインテリアデザイン担当副社長。17年より現職。

 ボルボの最近の人気と成長を支えるのが、内外装やプラットフォームを一新した「新世代モデル」の数々。これまでのセーフティーという強みに加え、ボルボ流のスカンディナビアンデザインが価値を創出し、新たなブランド像を描きつつある。

ブランドの象徴はフロントライト

 ボルボのデザインのトップであるロビン・ペイジ氏は、近年のボルボのデザインについてこう語る。「北欧神話の雷神が持つハンマーがモチーフのT字型LEDヘッドライト『トールハンマー』が、新しいシグネチャー。フロントライトを見れば、新世代のボルボ車と一目で分かる。エレガントなグリルやリアライトの力強い造形は、これまでのブランドアイデンティティーを継承した要素。以前と比べて広く取ったホイールベースが、モダンな印象をもたらしている」。