グラフィックデザイナーの長嶋りかこ氏は2014年、博報堂から独立し、デザイン会社「village®」を設立。美術や環境、福祉、建築などグラフィックデザインの仕事を主軸とする中で、数多く手掛けているのが、音楽家の坂本龍一氏との仕事だ。東日本大震災で被災した3県の子供たちによる「東北ユースオーケストラ」の仕事もその一つ。長嶋氏は、ロゴデザインをはじめ、公演ごとのパンフレットや寄付の返礼品のデザインなどを担当している。

長嶋りかこ(ながしま・りかこ)氏
グラフィックデザイナー/village®代表
1980年生まれ。武蔵野美術大学卒。2014年からvillage®主宰。既存の視点への問いや価値転換への気付きへの貢献を目指し、対象の思想の仲介となり知覚情報をデザインする。また人間と自然の関係や、自然物としての人間本来の心のありようをテーマにし、さまざまな媒体で提示する「Human_Nature」という活動を不定期で展開する。これまでの仕事に、“都市と自然”をテーマに掲げた坂本龍一氏による「札幌国際芸術祭2014」、全盲の主人公の映画製作を追うドキュメント映画「ナイトクルージング」、被災県の子供たちで編成された「東北ユースオーケストラ」、現代美術家宮島達男氏との核を問う共作「PEACE SHADOW PROJECT」、反原発運動でのライブ音源「YMO / NO NUKES 2012」のデザインなどがある。

世の中に伝える意義があることは何か。自分と共鳴するものと真摯に向き合う

デザイナー岡崎智弘氏が重視する「新しいものの見方」とは
ブランドを感覚的に伝えるクリエイターの視点