※日経トレンディ 2018年12月号の記事を再構成

郊外で強い一方、都市圏での低い認知度が課題だったウエルシア薬局がSNSやクチコミでの拡散力がある女性をターゲットに、店舗を先鋭化。しかし、売り上げランキング3位は何と男性用発毛剤「リアップ」だという。

 24時間営業や、調剤施設の設置などで売り上げを伸ばすウエルシア薬局。ただ、郊外で強い一方、都市圏での低い認知度が課題だった。それを打破すべく、もともと薬局への来店率が高く、SNSやクチコミでの拡散力がある女性をターゲットに店舗を先鋭化。都心で働く女性の獲得と認知拡大の二兎を追うのが、「B.B.ON 日本橋店」だ。

 約200坪の広い店内には、オーガニック化粧品などコスメがずらり。ネイルサロンや調剤設備を併設し、血液検査サービスなども提供。美容から健康まで、あらゆる悩みを同店に行くだけで解決できる環境を整えた。

アンケートを駆使。客に寄り添う売り場づくり
 店舗イベント参加者や健康診断サービスを受けた客を対象に、アンケートを実施。美容や健康関連の悩みや、これから展開を予定するテーマへの認知度をチェック。商品展開やポップ作成に役立てている。

 エージングケアなどの勉強会も開催する。美容や健康のプロからアドバイスが得られる場を用意し、リアルのコミュニケーションの場も強化。リピーターの獲得にも貢献している。売り上げ数ランキング1位の「エクエル」(大塚製薬)や2位の「エレビット」(バイエル薬品)など、従来店とは全く違う売れ筋が、戦略の成功を物語る。

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