中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2019年4月2日、中国湖南省の人民政府と戦略提携を締結した。湖南省の工業、科学教育、交通、人材、生産といった特性と、バイドゥの先端技術を組み合わせることで、湖南省の伝統産業のスマート化とスマートシティーの建設、自動運転の実用化などを図る。

提携を発表するリリース
提携を発表するリリース

 湖南省は中国国内で製造業が盛んな省の一つであり、産業のスマート化への需要が大きい。そこでバイドゥのクラウド事業が持つ企業向けサービスの能力を活かし、AI(人工知能)やクラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoTなどの技術を提供して、湖南省の伝統産業のイノベーションを促進する。

 まず、湖南省の大手製造業向けに、AIを活用することで合理的かつ効率的に経営資源を配分し、生産性や収益性の向上を実現する「経営資源管理システム」を提供する。同時に、これらの複数の大手企業と共同で、経営資源管理システムを拡張したプラットフォームを構築する。このプラットフォームを通じて、湖南省の中小企業にもバイドゥの先端技術を提供し、スマート化をサポートする。

 バイドゥはAIやブロックチェーン、ビッグデータ、IoTなどの先端技術を提供し、湖南省の公共サービスや都市管理を高度化する「シティーブレーンプラットフォーム」の構築もサポートする。具体的には、AI技術を導入したスマート交通システム、公共施設のセキュリティーを守るスマート監視警報システム、立体的な可視化が可能な都市管理プラットフォームなどを構築する予定。そうすることで、主に行政手続きや交通、セキュリティー、観光、教育などの領域で、運営および管理を効率化する。