2019年3月27日、中国EC最大手のアリババ集団は、アリペイ1つで来院から支払いまで診療の全プロセスを済ませられるサービス「未来医院(未来病院)」を正式に開始したと発表した。傘下の医療関連のネットサービスを手掛ける「阿里健康(アリヘルス)」と決済アプリ「支付宝(アリペイ)」が、武漢市セントラル病院と連携して実現した。

アリババ集団は「未来医院(未来病院)」の開始を正式に発表
アリババ集団は「未来医院(未来病院)」の開始を正式に発表

 中国では通常、病院で診療を受ける際に身分証や健康カード(診察用IDカード)、社会保険カードなどが必要だ。武漢市セントラル病院ではアリペイにそれらの情報を事前入力してひもづけておくことで、そういった身分証やカードの持参は不要となる。そして、アリペイのアプリだけで、診察の予約から診察番号札の取得、受診、診察費の支払い、処方箋の入手と薬の受け取り、診断結果リポートの閲覧といった全プロセスを済ませることができる。

 さらに、スムーズな診療をサポートするガイド機能や、ビデオ通話による問診、処方箋の配達サービスなども、アリペイ経由で患者に提供する。また、本人認証システムや医療保険のモバイル決済を含む決済システムなどにおいては、改ざんが困難な特性を持つブロックチェーン技術を活用し、より信頼性を高めている。