中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)の傘下でフィンテック分野の人材育成をする騰訊金融学院は2019年3月6日、香港大学と提携覚書を締結した。フィンテック分野の人材育成から研究開発、プロジェクト開発までを行い、香港のフィンテック産業の発展をサポートする。

 香港大学の優秀な学術的成果と、テンセントがこれまで培ってきたフィンテック業界での豊富な経験を活用する。主な協力内容は3点ある。まず香港大学は19年9月(秋入学時期)から全学部の必修科目にフィンテックを追加する。幅広い分野のフィンテック人材の育成をする。騰訊金融学院はフィンテックに特化したセミナーやワークショップ、企業訪問などを企画し提供する。次に騰訊金融学院は香港大学の学生に対し、インターンの機会を提供する。3つ目に香港大学のコンピューターサイエンス学科のフィンテック実験室とブロックチェーン実験室が騰訊金融学院と共同で、フィンテック周辺の研究開発とプロジェクトの開発をする。

 騰訊金融学院は金融業界発展に順応する金融関連の人材育成を目的とし、18年6月に設立された。香港大学は今年度にスタートするフィンテック学科の学生に対し、フィンテック分野に特化した育成を開始し、卒業時には十分な知識と技能を習得したイノベーションを起こせる人材を生み出すことを目指す。