中国インターネット検索最大手の百度(バイドゥ)は2019年1月16日、人工知能(AI)を活用した新たな入力ソフト「全感官輸入2.0」を発表した。複数の言語を一度で対応できる音声入力やAR(拡張現実)スタンプ、体の動きを使った文字入力など、新しい文字入力機能が追加される。新たな入力方法を体験できるスマホアプリ「百度輸入法AI探索版」も公開された。

バイドゥの王海峰・高級副総裁は「文字入力はユーザーに最も近い製品であり、AIの実用化の橋頭堡(きょうとうほ)となる」と述べた(写真はバイドゥのサイトより)

中英の音声同時入力やジェスチャー入力

 バイドゥが入力ソフトに追加したのは、複数の言語や中国語の方言を同時に認識して音声入力する機能「自由説(ズーユウシュオ)」。これは異なる2つの言語や方言を、切り替え設定不要で同時に音声入力を可能とするものだ。中国語と英語の両方を同時に音声入力する「中英自由説」と、中国国内の方言に対応する「方言自由説」が現在利用可能となっている。

 音声入力以外にも体を使った入力法を開発した。顔の動きに連動し、動くARで表示されるスタンプを作成できる「拍立活(パイリーフオ)」や、カメラ機能を使いカメラに映る手で文字を書く「淩空手写(リンコンソウシェ)」がそれだ。

 このARスタンプではキャラクターなどの知的財産(IP)を取り扱う関連企業と提携している。人気映画「トランスフォーマー」に登場するキャラクター「バンブルビー」や世界的人気キャラクター「ハローキティ」、香港発の人気キャラクター「小黄鴨(B.Duck)」、世界中で読まれている名作児童文学「星の王子さま」など、100種類を超えるキャラクターが登場する。

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