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スウェーデンの現金の流通残高は、国内総生産(GDP)に対してわずか1.7%。世界で最もキャッシュレス化が進んでいる国といえよう。ところが、同じキャッシュレス先進国の中国を比較すると全く異なる景色が広がっている。両国を比較すると、日本のキャッシュレス戦略の課題が浮かび上がってくる。

スウェーデンのバーガーチェーン「MAX」には注文・決済端末がずらりと並ぶ

 スウェーデンには国民IDと銀行口座がひもづけられた「BankID」という決済認証システムがある。その決済基盤をベースに、2012年にスウェーデン国立銀行と大手銀行6行が協力して「Swish」というスマートフォン向けアプリを開発した。Swishは利用者が互いの電話番号だけ分かれば個人間送金も瞬時に行える。店舗での支払いにも利用可能だ。