Suica改札機の読み取り部をはじめ、自動車や時計などのプロダクトデザインを手掛け、現在は先端技術のプロトタイピングを仕事の中核とする山中俊治氏。山中氏がこれまでの活動を通して培った思考方法とデザインのルールを、繊細なタッチで描かれたスケッチとともに親しみやすい語り口で伝えるデザインエッセイ。
  • 2019.04.05
デザインと言葉その1──曖昧な感覚に与える言葉
@Yam_eye・2018年05月30日 少し作り散らしたら、言葉を与えてみるとよい。心のままに制作したオブジェたちには、さまざまな意思、願望、感覚、生理的な好悪などが入り交じっている。それらを整理し、分離、抽出してぴったりの言葉を与えることができたら、自分が本当に作りたかったものが見えてくる。
  • 2019.03.12
数学を学ぶということ
@Yam_eye・2012年07月01日 直角三角形の辺の話だと思ってたサイン(sin)、コサイン(cos)が音色のエッセンスだったり、対数軸という変なスケールが実は人の感覚によく合っていたり、そういうことを早く教えてくれれば、数学のモチベーションがもっと上がったのにと思うのは私だけだろうか。
  • 2019.02.12
シンメトリーな生き物
@Yam_eye・2015年10月17日 5億年ほど前から海の中で進化してきた放散虫の形は、重力の影響をほとんど受けていないように見える。無重力下の宇宙生命も、きっとこんな形なのだろう。
  • 2019.01.16
共感の場としての展覧会
@Yam_eye・2018年07月12日 論文という記述を通じて互いに理解を深め合うことは互いの成長を促すし、理解し合う喜びもそこにある。でも私にとって同じく、もしかしたらそれ以上に価値あることは「共感」だ。深い共感は体験を通してしか得られない。だから作品を見に行くし、展示もする。
  • 2018.12.10
好きなことを仕事にする
@Yam_eye・2014年04月12日 「好きなことをやって生きる」というのは、欲望のままに生きることではない。好きなことと社会との接点を探し続ける、長く苦しい道のりのことを言う。
  • 2018.11.09
直前の憂鬱
@Yam_eye・2012年06月09日 ゲラ刷りとか、生産試作とか、自分が作ったものが世に出て行く直前のものを見るのが一番いやです。いろいろ気になっても、もう直せないし。
  • 2018.10.03
逃げる決断
@Yam_eye・2018年06月11日 目標が見えない、モチベが上がらない、結局何もできてない…自分への苛立ちが極まったら、完全逃避してみるのも案外悪くないようです。私もかつて、そうしました。今でもそれは最良の決断だったと思っています。運が良かっただけかもしれませんが。
  • 2018.09.05
ゾウの脚 クモの脚
@Yam_eye・2010年12月4日 昆虫をそのままのプロポーションで巨大化させた化け物は、脚が細すぎて自分の体重を支えられないというのは有名な話だけど、こういうスケール効果は日常生活では、なかなか実感できない。なんかいい例ないかな。
  • 2018.08.09
アイデアを手に入れる場所
@Yam_eye・2011年10月21日 排泄によって人は、一定時間ごとに一人になる。社交的な人もひとときの孤独を取り戻し、機械のように働く人も生き物であることを思い出す。怒っていても泣いていても、冷たい便器に座れば頭が冷える。そう考えると、自分を見つめる装置「鏡」がトイレにあるのは、実に正しい。
  • 2018.07.12
車の目つき
@Yam_eye・2012年1月19日<ヘッドランプの歴史> 1970年代には現在のような小型高輝度のランプがなかったために、ヘッドランプは必ずある面積が必要でした。ロープロファイルのスポーティーなフェイスを作るためには、ランプを横長くするか、ホップアップにするしかなかったのです。

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