2018年11月、ロボアドバイザー「WealthNavi」を運営するウェルスナビ(東京・渋谷)は、第三者割当増資と融資で40億円を調達。同年6月には、ロボアドバイザー「THEO(テオ)」を運営するお金のデザイン(東京・港)も同様に59億円を調達した。最近、注目を集めている、こうしたAI(人工知能)を活用した資産運用について、弁護士の二木康晴氏に聞いた。

Q1 AIを活用した資産運用は広がっているのか?

A1 現在、ロボアドバイザーと呼ばれるサービスが注目を集めている。これは、顧客がオンライン上からいくつかの質問に回答し、その回答内容に応じて、もっとも適した金融商品のポートフォリオを自動的に組成し、提供するサービスである。

 これまで金融機関の専門家が、顧客のリスク許容度や投資目的に合わせて、投資方針の提案や実際の運用・報告、配分の見直しまで一括して行っていた「ファンドラップ」を、AIなどで自動化することで、手数料や最低投資金額を安価に抑えることができるようになった。

 また16年春、三菱UFJ信託銀行は、AIが自動で運用するファンドを国内で初めて組成した。AIが毎日200弱の指標をチェックし、その日の運用を決めるというものである。具体的には高配当の株式50~100銘柄に投資し、株価が下がりそうな場合には先物を使ったヘッジ取引を増やす等の対応を行うとのことである。