映画『カメラを止めるな!』は制作費300万円、わずか2館の公開で始まった無名の監督とキャスト達による映画だが、クチコミで評判が広まり瞬く間に200館近い規模で全国公開され、興行収入は既に10億円を超えている。ところが、この『カメラを止めるな!』に盗作疑惑が浮上した。いったいどこまで似ていると著作権侵害か、福井健策弁護士に聞いた。

『カメラを止めるな!』の公式Webサイト

Q1 映画『カメラを止めるな!』については数年前に上演された舞台の演出家が無断で真似されたと訴えて、「原作」としてのクレジットを求めていると雑誌「FLASH」が報じた。『カメラを止めるな!』側は舞台を参考にしたことは認め感謝も述べているが、映画はオリジナルで盗作の事実はないと否定。両者の言い分はぶつかり、世論も沸騰した。ズバリ、『カメラを止めるな!』は著作権侵害でしょうか?

A1 それは分からない。というのは、8月29日の時点で、舞台側は原作だという舞台の映像や脚本を公表しておらず、映画と舞台を正しく比較できた人はほとんどいないからだ。作品を見ずに「侵害」「非侵害」と断定する意見も一部に見られるが、さすがにそれは言い過ぎだろう。