日本自動車販売協会連合会が2018年11月6日に発表した10月の乗用車ブランド通称名別順位では、トヨタのミニバン「シエンタ」が2位に食い込んだ。9月に行った同車のマイナーチェンジの効果が早くも表れたのでは、と注目されている。

トヨタのミニバン「シエンタ」の2列シート車「FUNBASE G」。荷物室が大きくなり、使い勝手がよくなった。安全装備や燃費向上といった点も見直したほか、フロントなど外観デザインも変えた
トヨタのミニバン「シエンタ」の2列シート車「FUNBASE G」。荷物室が大きくなり、使い勝手がよくなった。安全装備や燃費向上といった点も見直したほか、フロントなど外観デザインも変えた

 トップはトヨタ「アクア」の1万405台(前年同月比3.7%増)で、7月以来3カ月ぶりに首位に立った。2位のトヨタ「シエンタ」は9840台(同47.0%増)で、17年12月以来10カ月ぶりのトップ5入りだった。主な変更点は、従来の3列シート車に加えて2列シート車を追加した点。荷物室が広がり、使いやすさが向上したという。

 3位は日産「ノート」の9740台(同255.3%増)。前年より大幅に増えたのは、17年9月に発覚した完成検査問題で販売を一時停止した反動だ。4位はトヨタ「プリウス」の8792台(同12.2%減)で、5位はトヨタ「カローラ」の8644台(同32.9%増)だった。

 同連合会が11月1日に発表した10月の乗用車(普通車・小型車)の新車販売台数は、22万7172台だった。前年同月比13.3%増で、2カ月ぶりに前年同月を上回った。

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が2018年11月6日に発表した数値による
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が2018年11月6日に発表した数値による
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が2018年11月1日に発表した数値による
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が2018年11月1日に発表した数値による

軽自動車では3位のスズキ「スペーシア」の前年同月が伸びる

 11月6日に全国軽自動車協会連合会が発表した軽乗用車の10月の通称名別新車販売速報によると、販売台数の1位はホンダ「N-BOX」。2万512台と前年同月比3.4%減だったが、14カ月(1年2カ月)連続でトップを守った。2位はダイハツ「ムーヴ」で1万1820台(同15.4%減)。3位はスズキ「スペーシア」で1万1813台だが、同72.1%増となった。スペーシアは17年12月のフルモデルチェンジを前にした、一部モデルの生産終了が影響しているとみられる。

 日本自動車輸入組合が11月6日に発表した10月の輸入乗用車ブランド別新車販売台数は、1位メルセデス・ベンツ4636台(同1.7%増)。2位はBMW3803台(同3.1%増)。3位はフォルクスワーゲン3726台(同8.2%増)だった。