←第21回 三越伊勢丹HD前社長・大西氏が語る“ファッションと経営”

2018年6月末、羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングの副社長に就任した大西洋氏に、ここ最近よく言われる「体験を売る」とは何か、また百貨店が生き残る道はあるかを聞きました。

大西洋(おおにし ひろし)氏(右)。慶應義塾大学商学部卒業後、1979年伊勢丹入社。入社以来紳士部門を歩んだ後、伊勢丹立川店長、三越MD統括部長を歴任、2009年伊勢丹社長執行役員、12年から17年3月まで三越伊勢丹ホールディングス社長。18年6月末、日本空港ビルデング副社長に就任

 本連載は、「この人の『勘』や『感』の見方を知りたい!」と思った方にお会いし、仕事に「勘」や「感」は必要なのか、そしてどのように磨けばいいのかについて、成功談も失敗談も含めて聞いていくものです。それも、難しい書き言葉ではなく、分かりやすい話し言葉で。読者の皆さんにとって、未来に向けたヒントになれば幸いです。

 今回は前回に続き、大西洋さんにご登場いただきます。大西さんは2017年3月に三越伊勢丹ホールディングスの社長を辞し、2018年6月末、羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングの副社長に就任するとともに、7月には同社100%子会社の羽田未来総合研究所の社長に就任しました。

 前回は、大西さんにとってのファッションの意味するところ、経営には科学と感性の両面があること、「勘」や「感」にはオーナー的視点が求められることなど、ご自身の体験に根差したお話を伺いました。

 今回は、この連載の要とも言える「勘」と「感」はどのようにすれば磨くことができるのか、少し突っ込んで聞いてみました。