※日経トレンディ 2019年1月号の記事を再構成

指を入れて10秒待つだけでネイルアートが完成する──。そんな願いをかなえる「デジタルネイルプリンター プリネイル」を、小泉成器が2018年12月1日に発売した。

小泉成器「デジタルネイルプリンター プリネイル」
【デジタル】
●実勢価格/5万5000円(税別)前後
●サイズ・重さ/約幅135×高さ136×奥行き150mm・約1.2kg(本体のみ)
●印刷方式/水性顔料3色(CMY)方式
●印刷品質/1200dpi
●印刷速度/爪1枚当たり約10秒
●印刷可能画像フォーマット/PNG、JPEG ※大容量の画像は不可
●コードの長さ/約1.5m
●接続方式/Wi-Fi
●付属品/電源コード、フィンガーホルダー、メンテナンス用ホルダー、メンテナンス用シール、プリコート、スタートガイド、インクカートリッジ
●発売日/2018年12月1日

 やり方は簡単だ。スマホに無料アプリをダウンロードし、プリンター本体と連係。300種類以上のデザイン素材から印刷したいものを選び、印刷範囲に合わせて、配置などをアプリで編集する。あとは本体中央に指先を入れてプリントを開始し、約10秒待つだけだ。本体の内蔵カメラで爪の形を自動検出するため、印刷がはみ出す心配も少ない。スマホの画像を爪に印刷できるのも画期的だ。1200dpiの高解像度で印刷されるため、人の顔など複雑なものも潰れず再現できる。

 自分でマニキュアを塗る場合、利き手側の爪に細かいネイルアートを施すのは至難の業だが、同商品なら、左右の爪で変わらないクオリティーにできる点も魅力だ。

 ただ、奇麗に印刷するにはそれなりに手間がかかる。まず、ベースには白のマニキュアを塗ることが必要。印刷に使用されるのは水性顔料のため、爪になじむようにする専用「プリコート」も重ね、印刷後には、水にぬれても落ちないようにトップコートが必須となる。それぞれに乾かす時間がかかり、意外と面倒に感じた。「乾かしている間は何もできない」というネイル特有の不満を解消してくれる救世主の登場は、まだ遠そうだ。

①ベースに白のマニキュアを塗った後、専用「プリコート」を重ねると、水性顔料をはじかないようになる
②本体内蔵カメラの映像をアプリ画面で見つつ、ガイドラインに合わせて爪の位置を調整
③用意されているデザイン素材は四角い画像。拡大・縮小、回転などの編集が可能で、好きな場所を印刷できる
④印刷がはみ出してしまっても、水性顔料のためウエットティッシュなどですぐ拭き取れる
ヒット予報
下準備に手間がかかるうえ、高価なことがネック。ただ、画像を忠実に爪に印刷できるのは画期的。アーティストのライブやスポーツ観戦、パーティーなど、特別なイベントの際に使いたいというニーズはありそうだ

(写真/高山 透)

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