マーケティングエリート集団「P&Gマフィア」の2人目は、スマートニュース(東京都渋谷区)執行役員マーケティング担当の西口一希氏。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)時代に大きな失敗を経験したが、そこで得た「N=1起点」という概念を新天地のロート製薬で実践。「肌ラボ」を100億円を超える事業に育てることに成功した。

P&Gでの失敗が自分を成長させたと語る、スマートニュース執行役員マーケティング担当の西口一希氏
P&Gでの失敗が自分を成長させたと語る、スマートニュース執行役員マーケティング担当の西口一希氏
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 「P&G時代で、最も印象深かった出来事は?」。そんな質問を西口氏にしてみた。すると「あまり話したくない内容ではある」と前置きしながらも、過去の大きな失敗から学んだ経験を明かしてくれた。

 西口氏がP&Gで担当したのは、「髪のアンチエイジング」をコンセプトとするヘアケアブランド「インナーサイエンス」だ。とても良いコンセプトだと社内で商品開発の機運が高まり、実際に商品開発へと駒を進めた。