ソニーが2017年秋に発売したヘッドホン「h.ear」シリーズとスマートフォン「Xperia XZ1」「Xperia XZ1 Compact」で、彩度を抑えたミディアムトーンの色を採用した。特にh.earについては、前モデルがビビッドで派手な印象の色だったので、方向性を一転させた格好だ。

 方向性を変えた要因に、ユーザーニーズの変化がある。「単色でアクセントになる色を使う例もまだあるが、世の中の流れは、ファッションやプロダクトなどでさまざまなものと組み合わせてマッチする色を好む傾向が強くなっている」と同社クリエイティブセンターの詫摩智朗チーフアートディレクターは語る。そのため、ビビッドな色に比べて、ほかの色と組み合わせやすいミディアムトーンの色を選んだという。

ミディアムトーンのカラーを採用したヘッドホン「h.ear on2」。カラーは上段左から「ホライズングリーン」「グレイッシュブラック」「ムーンリットブルー」、下段左が「トワイライトレッド」「ペールゴールド」(写真提供:ソニー)
ミディアムトーンのカラーを採用したヘッドホン「h.ear on2」。カラーは上段左から「ホライズングリーン」「グレイッシュブラック」「ムーンリットブルー」、下段左が「トワイライトレッド」「ペールゴールド」(写真提供:ソニー)
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 実はh.earとXperiaのカラーデザインには同社として初めての挑戦もある。両製品のカラーの方向性やツヤ感などで統一を図ったのだ。近年スマホの音質が向上したことから、スマホにヘッドホンを接続して音楽を楽しむユーザーが増えている。そのため色に統一感を出すことで、両方を合わせて買うといったニーズに期待した。