「変なホテル」のブランディングを担当するGRAPHの北川一成氏とともに、広告やパッケージにとどまらない総合的なデザイン戦略の重要性を、実例を基に考える連載企画。今回は、京都・平等院の年間1万5000個も売れている消しゴムを取り上げる。平等院で消しゴムがなぜ売れるのか?

 世界遺産に登録されている平等院の敷地内には、鳳凰をはじめ、梵鐘や雲中供養菩薩など多くの国宝を納めた「平等院ミュージアム鳳翔館」がある。宝物館の老朽化により建て替えられ、2001年に開館。宗教法人の運営としては初の総合博物館で、ミュージアムショップも併設されている。