紅茶ブランド「リプトン」が同ブランド初となる紅茶専門店「リプトン ティー スタンド」の出店をスタートした。きっかけは夏場の売り上げ対策から生まれた「フルーツインティー」のポップアップショップに連日行列ができたことだという。

紅茶専門店「Lipton Tea Stand(リプトン ティー スタンド)」で提供するドリンク。「ロイヤルミルクティー」はイエローラベル、アールグレイの2種類の茶葉から選ぶ。ホット、アイス共にシングル400円~、ダブル500円〜(いずれも税込み、以下同)。タピオカを追加した「タピオカ・ロイヤルミルクティー」はダブルのみで600円〜。ホット用、アイス用にそれぞれ再利用できるタンブラーも用意。タンブラー持参で割引も行う
紅茶専門店「Lipton Tea Stand(リプトン ティー スタンド)」で提供するドリンク。「ロイヤルミルクティー」はイエローラベル、アールグレイの2種類の茶葉から選ぶ。ホット、アイス共にシングル400円~、ダブル500円〜(いずれも税込み、以下同)。タピオカを追加した「タピオカ・ロイヤルミルクティー」はダブルのみで600円〜。ホット用、アイス用にそれぞれ再利用できるタンブラーも用意。タンブラー持参で割引も行う

 紅茶ブランド「リプトン」が同ブランド初となる紅茶専門店「Lipton Tea Stand(リプトン ティー スタンド)」の出店をスタートした。2018年11月には北海道北広島市と名古屋、12月に福岡にオープン。20年を目標に、全国展開を目指す。

 スタンド形式の店舗で、メニューは大きく分けて3種類。「ストレートティー」、紅茶の中に数種類の果物を入れた「フルーツインティー」、そして茶葉を牛乳で煮出した「ロイヤルミルクティー」だ。ここ最近ブームになっているタピオカミルクティーも用意している。同ブランドを展開するユニリーバ・ジャパン・ホールディングスの北島敬之社長は「紅茶はストレート、ミルクなどさまざまな飲み方ができるが、日本ではケーキと一緒に飲むというイメージが強い。まだまだ伸びしろはあるはずだ」と話す。

北海道北広島市、名古屋、福岡の3店舗からスタート
北海道北広島市、名古屋、福岡の3店舗からスタート

夏場の売り上げ対策から生まれた商品がヒット

 飲料市場において、湯を沸かしていれるものや希釈タイプのコーヒー、紅茶、緑茶などは「手入れ飲料」と呼ばれている。紅茶ではティーバッグ、リーフティー、インスタントティーなどがこのカテゴリーに入り、リプトン、日東紅茶、トワイニングの3ブランドが市場の7割を占める寡占状態。シェアトップはリプトンだ。

 だが、実は手入れ飲料市場全体を見ると、その90%がコーヒーと緑茶。紅茶は5%しかない。さらに、夏場に売り上げが落ちるという課題もあった。

紅茶の売り上げは年々増加しているが、コーヒーや緑茶に比べて市場が極端に小さい
紅茶の売り上げは年々増加しているが、コーヒーや緑茶に比べて市場が極端に小さい

 そこでユニリーバが考えたのが、アイスティーの中にフルーツを入れて提供するという施策。「フルーツインティー」と名付け、16年から3年間にわたって夏季限定でポップアップショップを展開してきた。「湯を沸かして自分で紅茶をいれるのはハードルが高い。普段紅茶を飲まない人に向け、見た目のかわいさを切り口にすることを考えた」と、リプトンのシニアブランドマネジャーの元島陽子氏は振り返る。

 元島氏の読みは当たった。フルーツインティーは20代を中心に支持を集め、開催期間中は連日行列が続いた。17年からはアジア各国でもポップアップショップを展開。19年には欧州にも拡大する予定だ。リプトンは全世界でブランド展開しているが、日本発の施策が世界に広がるのは類を見ないという。また、家庭で手軽にフルーツインティーが作れる「水出し用ティーバッグ」という新たな商品も生まれた。

フルーツインティーは2種類。それぞれホット、アイス共に600円(ダブルのみ)
フルーツインティーは2種類。それぞれホット、アイス共に600円(ダブルのみ)