三井化学の「そざいの魅力ラボ」メンバーが推進した展示会「MOLpCafe」。東京・青山にあるイベントスペース「ライトボックススタジオ青山」を活用して開催された

 三井化学は2018年3月7日〜11日までの5日間、東京・青山にあるイベントスペース「ライトボックススタジオ青山」を活用した展示会「MOLpCafe(モルカフェ)」を開催した。イベントを仕掛けたのは三井化学の研究者たち。自社の素材の魅力を専門家以外にも広くアピールすることを狙った。社内横断的に取り組んでいる自主的な活動「そざいの魅力ラボ(Mitsui Chemicals Material Oriented Laboratory:MOLp)」のメンバーが推進した。

 会場には、海水から抽出したミネラル成分から生まれた同社のプラスチック素材「NAGORI」で作ったタンブラーや、紫外線を当てると鮮やかな蛍光色を出すプラスチックレンズ素材「MR」を使った装飾品などがあった。いずれも研究者自身が素材の特性を身近な製品に応用し、専門家以外にも分かるように仕立てたもの。技術者や取引先のほか、多くのデザイナーも来場し、素材が持つ意外な魅力に強い関心を示していた。素材メーカーの展示会は多いが、素材の見せ方に徹底的にこだわり、研究者たちが中心に推進している例は珍しいだろう。