リクルートグループが金融サービスに力を入れている。「じゃらんnet」や、「ホットペッパー」「SUUMO」など既存サービスを活用している法人顧客向けに融資を行うものだ。一時的で少額の資金繰りに悩む中小企業は多い。そのような悩みを持つ企業に対して迅速かつ簡便に貸し付ける。

適切な融資が事業の芽を育てる(c)Shutterstock

 サービスを提供するのはリクルートファイナンスパートナーズだ。なぜリクルートが融資を行えるのか。それは、リクルートが取引先企業に関するトランザクションデータ、すなわち日々の生々しい業務データを保有しているからだ。

 例えば、じゃらんnetであれば、その宿泊施設において次のゴールデンウイークにどれだけの予約が入っているか分かる。たくさん予約が入っていれば、売り上げも立つから返済に困ることはないだろう、と判断できる。このような取り組みは「リクルートが持つトランザクションデータを活用し、迅速な融資を実現。積極的な成長投資をサポート」するものと位置づけられている(i)

 こうした生々しいトランザクションデータは、同じ宿泊施設と取引をしている地銀・信金などの既存金融機関は持っていない。顧客の日々の業務に関する詳細なデータを保有しているために可能な、かゆいところに手が届くサービスだ。

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