世界中の流通業界の関係者がニューヨークに集まるイベント「NRF 2019 RETAIL'S BIG SHOW」には、店舗に置く機器やソフトウエアなどを提供する企業も出展する。1884年創業の老舗であり、POSレジ業界の最大手である米NCRもその一社。会期中には、同社の戦略転換を象徴する新サービスを発表した。

実際の店舗で置かれる米NCRのセルフチェックアウト用モバイルPOS

 米国における店頭での支払い手段の変化は、日本以上に激しい。モバイルPOSやセルフレジが一般的になり、端末上で注文と支払いが完結するKIOSK型のサービスも増えている。「Amazon Go」のようなPOSもレジも不要な決済を提供する技術ベンチャーが続々と登場。米ウォルマートのように、店頭スタッフが専用機器を利用して、レジではなく売り場内で決済してくれるサービスも人気だ。

 新たなベンチャーが台頭し、技術の変化と導入のスピードアップは、今後も続きそうだ。そうした中、既存のPOSレジ業界はこの変化をどう捉えているのか、新規参入組や業界の変化とどう戦おうとしているのか。そこで、2019年1月、世界中の流通業界の関係者がニューヨークに集まるイベント「NRF 2019 RETAIL'S BIG SHOW」に展示ブースを出したNCRに取材した。

新CEO就任から半年で決済サービスを買収

第3回
自分仕様の試着室、並ばないレジ…、米NYの最先端店舗を巡る