求人や住まい、クルマ、旅行、美容ヘルスケアといった領域を中心にライフメディアプラットフォームを運営している、じげんは2006年の創業以来11期連続で増収増益を達成している高収益・急成長企業だ。社長の平尾丈氏は株式上場を果たすに当たって、利益率より成長率を重視する決断を下した。

「お金がない!」不自由を感じた少年期に起業家目指す(画像)
平尾丈(ひらお じょう)氏
じげん代表取締役 社長執行役員 CEO
1982年11月生まれの35歳。2001年学生起業。03年東京都学生起業家選手権優勝。05年慶應義塾大学環境情報学部卒。同年リクルート(現リクルートホールディングス)入社。事業開発・経営企画・マーケティング・人事を経験後、ドリコムとリクルートグループのジョイントベンチャーである現じげんに出向。08年同社代表取締役社長に就任。同年ライフメディアプラットフォーム事業を開始。10年じげんをMBO(マネジメント・バイアウト)。13年じげんを東証マザーズに上場。13年「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン2013」Challenging Sprit部門大賞受賞。18年じげんを東京証券取引所市場第一部に上場変更

 じげんのライフメディアプラットフォーム事業は東証マザーズに上場する直前の2013年ごろ、売上高営業利益率が50%超と極めて高収益だった。「転職EX」など求人関連のアグリゲーションメディアは順調に売り上げを伸ばし、それだけでも株式上場の条件を十分にクリアしていたが、平尾氏はある決断を下すことになった。

第3回
11期連続増益の快進撃社長 「リーダーの決定は反対されて当然」
第5回
大赤字でも社員の危機感ゼロ メガネスーパーV字回復の現場改革