クリエイティブ領域におけるAI(人工知能)活用の最前線を追う本特集。第2回はパッケージデザインの効果予測にスポットを当てる。AIを活用すると、消費者に好まれるデザインをわずか数秒で選んだり、調査コストを大きく削減したりすることが可能になる。

(写真/Shutterstock)
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 コンビニやスーパーの売り場での売り上げを大きく左右する商品パッケージ。そのデザイン選定にAIを活用する取り組みが進んでいる。マーケティング調査やパッケージデザインを手掛けるプラグ(東京・千代田)は、複数あるデザイン候補を絞り込む作業にAIを活用するシステム「パッケージデザイン評価予測AI」の開発を進め、2019年1月をめどにテスト版を企業向けに無料提供する。将来的には、パッケージデザインそのものをAIで生成する機能を追加することも視野に入れている。

 一般的に、商品パッケージを開発する際には、10以上のデザイン案を作り、マーケティングや開発担当者が3つ程度に絞ってから消費者調査に掛ける。消費者調査の方法は、主に会場調査とウェブ調査の2つがある。会場調査は、室内に売り場の棚を再現してデザイン案を陳列。それを調査対象者に見せて印象や購入意向などを調べる。