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サブスクの最前線と成功の法則を解き明かす特集第9回は、サービスを終了・撤退した先行事例を踏まえてサブスク事業の課題に迫る。事前の想定とどこにズレがあったのか……、関係者が語る。

 「2018年5月の発送を最後に、サービスの終了をさせていただくことになりました。長らくのご利用ありがとうございました」──。

男性用カミソリの定期購入サービス「Tokyo Shave Club」がサービスを終了

 男性用カミソリの定期購入サービス「Tokyo Shave Club」(TSC)が18年5月、サービスを終了していた。TSCは、スタートアップ企業のOpenUpが13年の12月に開始した、カミソリの替え刃を毎月配送するサービス。6枚刃の技術・構造で特許を持つ韓国ドルコ製の替え刃を販売していた。利用料金は、6枚刃の替え刃3個で月800円(送料無料)のプレミアムプラン、4枚刃の替え刃3個で月600円(送料無料)のスタンダードプラン、2枚刃の替え刃4個で月100円(別途送料)のシンプルプランの3種類。

 このサービスは米国で成功を収めたカミソリの定期購入サービス「Dollar Shave Club」(DSC)のビジネスモデルを日本に持ち込んだものだった。やはりドルコ製の替え刃を販売し、料金体系もほぼ同様のDSCは、12年にサービスを開始。4年で会員数300万人超、売上高も200億円を超え、16年7月にユニリーバが10億ドルで買収している。それだけにTSCにも期待がかかったが伸び悩み、18年春サービス終了に至った。

 「日経クロストレンド」はTSCの事業関係者から、サブスクビジネスの課題や難しさについて話を聞いた。