富山県魚津市に本社を構える工作機械メーカーのスギノマシンが、2016年の創業80周年を機に、「デザイン経営」に乗り出した。企業理念の再構築、ロゴやユニホームの変更、プロダクトデザインの見直しなど、活動は多岐にわたる。デザインを武器に「グローカルニッチリーダー」を目指す。

スギノマシンがグループ全体で着用している新しいユニホーム。ベースは同じだが、色を変えることで、企業ごとの違いを示しながら、グループで統一感を出している。「挑戦」や「自立」という企業理念に定める価値観を込めた。ミントデザインズとミドリ安全が開発(写真提供/スギノマシン)
スギノマシンがグループ全体で着用している新しいユニホーム。ベースは同じだが、色を変えることで、企業ごとの違いを示しながら、グループで統一感を出している。「挑戦」や「自立」という企業理念に定める価値観を込めた。ミントデザインズとミドリ安全が開発(写真提供/スギノマシン)

 スギノマシンは経済産業省による「『デザイン経営』宣言」の報告書にもデザイン経営の事例として紹介されているほど。一見すると、単なるデザインやブランドの刷新に思われがちだが、その背景には、スギノマシンの深い思いがあった。「グローバル市場での競争力を高め、今後100年、150年と続く企業となるための新しいスギノマシンの姿を、デザインの力で社内外に伝えたかった」と杉野岳常務執行役員 経営企画本部長兼新規開発部長は話す。