←第8回 水野学氏、企業と共創するために「問診」のような取材を繰り返す

経済産業省・特許庁による「デザイン経営」宣言。日本企業の競争力強化にデザインを活用せよという提言だが、大きな役割を果たすべきクリエイターはこれをどのように受け止めるのか。

宮田 識(みやた・さとる)氏
DRAFT代表
1966年、日本デザインセンター入社。70年退社。フリーランサーを経て78年に宮田識デザイン事務所(現・DRAFT)を設立。「PRGR」「モスバーガー」「LACOSTE」「日本鉱業」「キリン一番搾り」「BREITLING」「麒麟淡麗<生>」「ウンナナクール」「世界のKitchenから」「キリン生茶」などのブランディングを手掛ける。95年に「D-BROS」をスタートさせ、プロダクトデザインの開発・販売を開始

「デザイン経営」を本当に根付かせたいなら、経団連や経済同友会が動くべきだ

──「『デザイン経営』宣言」についてどう思いますか?

宮田 識氏(以下、宮田) 私がお手伝いしている京都工芸繊維大学では今、建築とデザインといった異なる分野を融合させ、そこから新しい知を生み出そうとしています。つまりイノベーションを起こそうというわけです。