←第5回 寺田尚樹氏、経営者にはデザイナーに身を委ねるだけの度量が要る

経済産業省・特許庁による「デザイン経営」宣言。日本企業の競争力強化にデザインを活用せよという提言だが、大きな役割を果たすべきクリエイターはこれをどのように受け止めるのか。

名児耶秀美(なごや・ひでよし)氏
アッシュコンセプト 代表取締役
1981年武蔵野美術大学造形学部卒業、ペア・シュメルシュアのデザインアシスタントを経て、髙島屋宣伝部、マーナ専務取締役企画室長として、経営や商品開発、プロデュース、マーケティング、デザイン戦略に携わる。2002年アッシュコンセプトを設立。その他、デザインコンサルティング、ジャパンブランド、地場産業振興コンサルティングなどを手掛ける。12年には地元の東京・蔵前に直営店の「KONCENT」をオープン。オーストラリアやマレーシアなど海外にも店を構える。IF product design award、red dot design、Gマークなど受賞多数。関連書籍に『hello! design アッシュコンセプトの仕事 名児耶秀美と36人のデザイナー』『2000万個売れる雑貨のつくり方』など。武蔵野美術大学客員教授(2012年~17年)

「企業の個性や魅力を引き出すために、本質的なクリエイションを活用すべきです」

──名児耶さんは長年、企業や産地のものづくりをディレクションし、その一方で自社をメーカーとして経営する立場にもあります。デザインが経営に影響するようなケースは増えているのでしょうか。