アマゾンジャパンがPB(プライベートブランド)戦略を強化している。パソコン・周辺機器を中心に展開してきたが、2018年に食品分野が急成長した。ECデータ事業Nint(東京・新宿)のデータを基に、売れ筋商品をランキング化。データを基にアマゾンのPB戦略を解き明かしていく。

アマゾンジャパンはPBを強化。食品・飲料ブランド「Happy Belly(ハッピーベリー)」が急成長している
アマゾンジャパンはPBを強化。食品・飲料ブランド「Happy Belly(ハッピーベリー)」が急成長している
以下の内容
  • アマゾンPBの18年売れ筋商品ランキング
  • 既存メーカーを脅かす注目商品・カテゴリー
  • アマゾンが振るわない苦戦ジャンルは

 アマゾンジャパンは現在、国内で8つのPBを展開している。最初に販売を始めたパソコン・周辺機器ブランド「Amazon Basics(アマゾンベーシック)」は、既に769商品を展開している。18年12月にはペット用品ブランド「Wag(ワグ)」を開始、新たなカテゴリーに参入した。そのほか、ジュエリーや、美容品などアマゾンのPBは着実にカテゴリーを拡大しつつある。

アマゾンのPB売り上げに占める、商品カテゴリー別の売上比率
アマゾンのPB売り上げに占める、商品カテゴリー別の売上比率

 中でも成長著しいのが、食品・飲料ブランド「Happy Belly (ハッピーベリー)」だ。上図はアマゾンのPB売り上げに占める、商品カテゴリー別の売上比率を示している。最も増加したのが「食品・飲料・お酒」で、18年は前年比12.7ポイント増の27.6%となった。18年には新たに「ドラッグストア」カテゴリーの商品も登場。アマゾンのPB売り上げ全体の7.0%を占める規模に成長した。その結果、「家電&カメラ」が相対的に比率を下げ、同9.6ポイント減の33.3%に、「パソコン・周辺機器」は同4.9ポイント減の11.0%となった。