←第11回 楽天とLINEが有力 QR決済、決戦のカギ握る2社の強み

大手IT企業が覇権を競うQRコード決済サービス。各社は単なる決済手数料を得るビジネスではなく、消費者の購買データを活用した各種金融サービスを展開することを見据え、小売店の決済手数料を0円にすることで陣取り合戦を急ぐ。メルカリも2017年12月に子会社メルペイを設立して、市場参入の機会をうかがっているが、18年8月9日に開催した決算説明の記者会見で手数料0円競争とは一線を画す考えを明確にした。

メルカリ 2018年6月期 通期決算説明会に登壇した山田進太郞会長兼CEO(最高経営責任者)

 「モバイル決済市場において、加盟店側の手数料率で一定の競争力を求められるが、当社は手数料勝負ではやっていない。最大の特徴は入金サイド。毎月アクティブに300億円が(サービス利用者の手元に)入ってくる。既存の決済市場とは違う新しい財布になる」