←第1回 Amazon Goが仕掛ける既存小売りとの“異業種競争”

本連載は、オンライン・オフライン双方の企業が挑む「場の革命」を取り上げ、彼らがそこから、どのような事業変革を目指しているのかを紹介していきたいと思う。前回は米アマゾンが「Amazon Go」という「優れた場」で顧客とのつながりを築き、そこから新しい戦い方を創り出そうとしていることを説明した。今回は九州で店舗を展開するトライアルを取り上げる。

トライアルが2月にオープンした「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」(筆者ら撮影)

 最初に、本連載「場の革命」で取り上げるフレームワークを提示しておく。活用するのは「日経デジタルマーケティング」での連載から生まれた我々の著作『世界最先端のマーケティング ~顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略』で紹介した「Engagement 4P」である。フレームワークは、レンズの役割を果たす。これから取り上げる業種・業態の異なるさまざまな企業の事例を、同じレンズを使って俯瞰することによって、「場の革命」がもたらす新しい戦い方を理解することに役立つと思う。