今年5月、13年ぶりにCM好感度1位(※)になり、大成功を収めたサントリー緑茶「伊右衛門」のCM。前編では、草彅剛とザ・ドリフターズの3人を登場させた「こころの茶屋」のヒットに至るストーリーを紹介した。続く中編では、お茶CMの動向と、伊右衛門ブランドを作り上げたクリエーティブチームについてまとめた。後編では、「こころの茶屋」を企画した博報堂のCMプランナー・鈴木智也氏に、キャスティングや注力ポイントについて聞いていく。

※CM総合研究所調べ、業類別「ドリンク」部門。
博報堂のCMプランナーの鈴木智也氏
博報堂のCMプランナーの鈴木智也氏

クリエーターファイル「鈴木智也」

 「CM作りで大切にしているのは、人の心の琴線に触れるものにすること。単に情報を伝えるだけなく、見た人が少しでも『どう生きるか』というようなことを考えるきっかけになるものを作りたい」

 こう語る鈴木氏は、1985年生まれ、33歳のCMプランナー。2008年に博報堂に入社以降、サントリー烏龍茶や黒烏龍茶、ワイモバイルなどの企画に携わってきた。

第5回
伊右衛門CM、本木・宮沢の夫妻像の浸透が成功を下支え
第7回
エステー、「力を入れない」ことに力を入れて7年ぶり好感度1位