草彅剛とザ・ドリフターズの3人をゲストに迎えたサントリー緑茶「伊右衛門」のCMが、今年5月、13年ぶりにCM好感度1位を獲得(CM総合研究所調べ、業類別「ドリンク」部門)。全業種を対象とした「銘柄別好感度」でも2位に輝き、大成功を収めた。前編では、この「こころの茶屋」シリーズ誕生の背景からサントリーの「英断」まで、ヒットに至るストーリーを紹介した。中編では、お茶のCMの現在を踏まえた上で、クリエイターが「こころの茶屋」をどのように企画したのかを探る。

サントリー緑茶「伊右衛門」のCM

4強がしのぎを削る、ペットボトル緑茶CMバトル

 1989年に伊藤園が「お~いお茶」を発売し、ペットボトルの緑茶市場が形成された。2000年にキリンが「生茶」を発売して大ヒット、さらに04年にはサントリーが京都の老舗・福寿園と提携して「伊右衛門」を発売し、「緑茶戦争」に拍車をかけた。その後、07年に日本コカ・コーラ「綾鷹」がヒット。現在、この主要4ブランドがペットボトル緑茶市場でしのぎを削っている。