小栗旬と山田孝之を起用した、富士通コネクテッドテクノロジーズのスマートフォン「arrows」のCM「割れない刑事」シリーズが人気を集めている。2017年12月に放送スタートし、数週間後で、CM総合研究所発表の12月後期銘柄別CM好感度ランキングで5位に。18年2月に第2弾「タレコミ篇」を流すと、3月度の業類別好感度で1位になった。前編ではCMの狙いから制作の実際、好感度などの「成果」まで、ヒットに至る一連のストーリーを紹介した。今回は、昨今のCM界を代表するヒット作が並み居るスマホ・通信業界CMの現状と、その中で「arrows」CMが際だった要因、戦略を探る。

小栗旬と山田孝之を起用した、富士通コネクテッドテクノロジーズのスマートフォン「arrows」のCM「割れない刑事」シリーズ
小栗旬と山田孝之を起用した、富士通コネクテッドテクノロジーズのスマートフォン「arrows」のCM「割れない刑事」シリーズ

 現在、スマートフォンや通信会社CMは、広く人気を集める作品が次々と誕生する一大ジャンルだ。CM総合研究所が発表した2017年度のCM好感度総合ランキングのトップ10には、KDDI/au、NTTドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、UQの通信会社5社、そしてスマートフォンメーカーのサムスン電子ジャパンが入った。更に細かく、「通信・サービス業類」と「電子・精密業類」の好感度ランキングを見てみよう。

富士通CM、小栗旬と山田孝之出演で狙った“異質”感(画像)

 「通信・サービス業類」では携帯キャリアのCMが上位に。1位は「三太郎」人気のKDDI/au、2位にソフトバンク「白戸家」、3位には「得ダネ」「ポインコ」のNTTドコモと、この3社が長きに渡って上位を独占。さらに昨今は、桐谷美玲&斎藤工とふてニャンらが登場する4位のワイモバイル、深田恭子らが出演する5位「UQ家族」のUQと格安スマホ勢が追い打ちをかけた。

富士通CM、小栗旬と山田孝之出演で狙った“異質”感(画像)
第1回
富士通CM、小栗旬と山田孝之出演の『割れない刑事』で大躍進
第3回
3人のクリエイターが富士通「arrows」CMに集結 仕事の進め方は?