←第20回 女性コスメ市場は「頑張らない」商品が軒並みヒット

※日経トレンディ 2018年7月号の記事を再構成

 2018年の上半期ヒット商品・ブームを解析する特集の「shiro」編。大手メーカーの巨人たちがひしめき合う化粧品業界で、今なぜ独立系ブランドがヒットを生み出す現象が続いているのか……。

 「モテマスカラ」のフローフシ、「BOTANIST」のI-neの快進撃は記憶に新しいが、次の候補がまた現れた。総合コスメブランドの「shiro」だ。今期末の総売り上げは前年比152.3%の見通し。2018年に入ってからは、東京ミッドタウン日比谷にも出店した。コスメ情報サイトのアットコスメを運営するアイスタイルも「じわじわとブームになっている」と語る。

 shiroを運営するローレルは、もともと北海道の土産物メーカー。しかし、00年に今井浩恵氏が社長に就任してからは、入浴剤などのOEMメーカーに転換。無印良品など133ブランドのOEMを手がけるまでに成長し、さらに09年には自社化粧品メーカーへと変貌した。