1992年大学卒業後、コダック社に入社。以来、日本コカ・コーラ、西友などマーケティング関連職務を7社で経験。うち、ソラーレホテルズアンドリゾーツ、西友、ドミノ・ピザ ジャパンでCMOを拝命。座右の銘はいろいろあるが、今のお気に入りは「鏡を信じるな」。マーカスエバンス社CMOサミット議長(17年~)、日本マーケティング協会 CMOソサエティメンバー

これまで一番達成感を得た仕事は?

 日本コカ・コーラ時代に担当した、携帯電話連動自販機システムCmodeの開発。ドコモ、伊藤忠、コカ・コーラという全く毛色の違う3社で一つの方向を向くにはコンセプトが何よりも重要であることを学んだ。それから、必死になれば大概のことは達成できる、ということも。

商品・サービス、事業開発で重要だと思うことを3つ挙げてください

① 明快なコンセプト
② 強い信念
③ 他者への共感力

これから仕掛けたいことは?

 日本でのピザ喫食機会を10倍に増やすこと。マーケティングは胸踊る仕事である、と信じる人を増やすこと。

最近気になっている言葉や現象、技術は?

 ブロックチェーン。正直なところ、正確に全体像を理解している自信はないが、色々なレイヤーでパラダイムを変革する可能性を持った技術だという気がする。

尊敬するマーケター、経営者、研究者…と、その理由は?

 ゲームクリエーターとして知られる 故 飯野賢治さん
 ディテールから大局まで自在に縮尺を操れる視点。地に足が着いたリアリティから完全空想の世界まで自由に往き来できる議論。概念を実体に変換する力。舌を巻き、多いに学ばせていただき、感謝の一語しかない。

最近、読んだ本で仕事の参考になったものは?

 読んだのは随分前であるが、定期的に読み直すのは、土屋賢二著「ツチヤ教授の哲学講義」、ドナルド・ノーマン著「誰のためのデザイン?」、ポール レヴィンソン著「デジタル・マクルーハン」。それぞれ考える作法、アイデアの可視化、メディアについて時代を超えた示唆をくれると感じる。

AIDMAなどのマーケティング理論や法則で実践、重視しているものは?

 行動経済学一般、DMU(デシジョンメイキングユニット。ターゲットをイニシエーター、インフルエンサーなど6つのカテゴリに分ける考え方)、イノベータ理論。人がどのような働きかけにどう反応し、そして人と人の反応がどう相互作用するかが最重要であると考えるから。