カルビー上級執行役員事業開発本部長。JR東日本でエキナカ事業を仕掛け、05年には「ecute」を運営するJR東日本ステーションリテイリング代表取締役社長に。08年からJR東日本で「地域活性化」などを手がけたのち、15年に同社を退社。同年2月より現職に就き、カルビーのアンテナショップ「カルビープラス」や日本の流通菓子を集積させた「Yesterday’s tomorrow」などのBtoC事業、新規事業を担当

これまで一番達成感を得た仕事は?

 やはり一番はエキナカの立ち上げでしょうか。達成感より24時間のかけた時間がすさまじかった。私はイントレプレナー(社内起業家)的な新規事業を多く手掛けてきました。イントレプレナーは企業の資産や人脈、組織を活用でき、企業理念に合ったより大きな結果に結びつけることができます。日常の駅という場の存在や機能がお客様の中で変わったことを感じられた仕事でした。

商品・サービス、事業開発で重要だと思うことを3つ挙げてください

① 何のためにやるのかという「志」
② 壁にあたったときあきらめない「粘り強さ」
③ 人も自分もワクワクできる「夢」

これから仕掛けたいことは?

 ワクワクする「場」づくり。

最近気になっている言葉や現象、技術は?

 駄菓子屋、喫茶店、横丁、スナックなど、人とのコミュニケーションが生まれる「場」。黒電話の時代に生まれた日常の文化の「場」や「感情」がデジタル時代のテクノロジーとクロスして新しい日常に。

尊敬するマーケター、経営者、研究者…と、その理由は?

野中郁次郎先生
 イノベーションという言葉をどれほど以前から提唱し、現場での行動からの理論を説明されてこられたか。お人柄も尊敬しています(考えるとたくさん浮かぶのですが、最初に浮かんだお顔です)。

最近、読んだ本で仕事の参考になったものは?

「〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則」(ケヴィン・ケリー著)
 デジタル時代によく耳にする言葉、一つひとつの項目がとても分かりやすく、使われ方や未来にどんな可能性があるのかをワクワクしながら読みました。

「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」(山口周著)
 これまでの社会人生活の中で社内説明が難しかった理由がよく分かり、目から鱗が落ちました。

「お金2.0新しい経済のルールと生き方」(佐藤航陽著)
 フィンテックに興味があって手を伸ばしましたが、経済のルールが変わってきていることを自分の日常と重ねて読みました。