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店舗のデジタル化による変化として、「レジ無し」「現金無し」「セルフ化による省人化」「店舗運営の効率化」といった動向が注目されている。米国では「Amazon Go」が登場する以前からも、特に飲食業界での試行錯誤が進んでいる。米スターバックスは2018年第1四半期で、プリペイドカード支払いとモバイル注文を合わせた売り上げの比率が全店売り上げの37%に達している。モバイル注文だけでも売り上げ全体の11%を占める規模にまで拡大している。米マクドナルドなど大手企業もこれに追随する。

米コーヒーチェーンのスターバックスは2018年第1四半期時点で、プリペイドカードとモバイル注文を合わせた売り上げが占める比率は全店売り上げの37%に達している

 店舗のデジタル化による変化として、「レジ無し」「現金無し」「セルフ化による省人化」「店舗運営の効率化」といった動向が注目されている。米国では「Amazon Go」が登場する以前からも、特に飲食業界での試行錯誤が進んでいる。

米スタバはアプリ売り上げが11%に

 米コーヒーチェーンのスターバックスは、小売り・飲食企業の中でも早くからCDO(最高デジタル責任者)職を置き、実店舗のデジタル対応を推進してきた。15年秋からは店外などでアプリを使い事前に注文・決済して、店頭の専用カウンターで商品を受け取るサービスも全米で提供している。このモバイル注文比率も伸び続けており、18年第1四半期にはモバイル注文は売り上げ全体の11%を占める規模にまで拡大している。これにプリペイドカード支払いを加えると、その比率は全店売り上げの37%に到達している。現金比率は大きく減少傾向にある。