←第8回 バルミューダ寺尾社長の原動力は「褒められたい」

 本連載は「この人の『勘』や『感』の見方を知りたい!」と思った方にお会いし、仕事に「勘」や「感」は必要なのか。そして、どのように磨けばいいのかについて、成功談も失敗談も含めて聞いていくものです。それも、難しい書き言葉ではなく、分かりやすい話し言葉で。読者の皆さんにとって、未来に向けたヒントになれば幸いです。

 今回は、バルミューダの社長を務める寺尾玄さんの最終回です。前回(バルミューダ寺尾社長の原動力は「褒められたい」)は、同じ「楽」でも「たのしい」と「らく」は真逆な感覚であること、会社における地位とは「偉い偉くない」ではなく「権限と責任」を指し示すものであること、「自分に負けたくない」体験談などついて語っていただきました。最終回はご自身がどうやって「勘」や「感」を磨いてきたのか、これからバルミューダという企業はどこに向かっていくのか、寺尾さんの目指すゴールは何なのか———。突っ込んで聞いてみました。

バルミューダの寺尾玄社長は1973年生まれ。17歳で高校を中退、約1年の海外放浪を経て、約10年間、音楽活動に携わる。バンド解散後、2003年にバルミューダデザイン設立(2011年、バルミューダに社名変更)。2010年に発表した扇風機「GreenFan」で一躍、家電業界の注目を集めた。2015年の「BALMUDA The Toaster」に続き、「BALMUDA The Pot」「BALMUDA The Gohan」「BALMUDA The Range」を発売