これからの2年でマーケティングはどう進化するのか。AI(人工知能)やEC(電子商取引)、SNSなど5つのテーマの近未来を5人の識者に占ってもらった。

ソーシャルメディア:
企業ブランディングの主役に躍り出る

 2つ目のテーマはSNSだ。FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのSNSの役割はどう変化しているのか。グーグル日本法人やツイッター日本法人を経て、LINEでLINE Ad Businessセンターを担当する葉村真樹執行役員に占ってもらった。

葉村 真樹 LINE執行役員
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(学術)。コロンビア大学建築・都市計画大学院修士課程修了(MSc取得)後、1995年富士総合研究所(当時)入社。大手広告代理店、ブランドコンサルティング会社、グーグル日本法人、ソフトバンクモバイル、ツイッター日本法人などで広告事業やブランド戦略を担当。2017年現職

 「マーケティングとは企業が提供する商品やサービス、企業そのものと、ユーザーとの間の『心的距離』を縮めることだと考えている。この心的距離の縮め方が、2020年に向けて重要なテーマになるはずだ。

 現在はSNS上でも、ユーザーに一方的なメッセージを投稿や広告などの形で発信する企業が多い。LINEのユーザーから『LINEおじさん』と揶揄される投稿も、発信する側がそれに気づいていないから起こる。